こんにちは!電子ピアノの楽しさを伝えるサイト「トヨリスト」運営者のピア憎です。
「ピアノで大好きなディズニーの曲を弾いてみたい!」そう思ったことはありませんか?キラキラしたメロディを自分で奏でられたら、きっと素敵ですよね。でも、ピアノ初心者の方や、昔ちょっとだけ習っていた大人の再開組にとっては、「楽譜が読めない」「難しそう…」といった不安が大きいもの。特に、子供や保育士さんが現場で弾くためには、がんばらずに弾ける簡単なアレンジが欠かせません。
この記事では、そんなあなたのための「ピアノ簡単な曲 ディズニー」をテーマに、レベル別に楽しめる名曲から、ドレミ付きの楽譜選び、動画を使った練習のコツまで、まるっと解説していきます。右手だけの練習から始められる曲や、五線譜が苦手な方向けに数字譜の情報にも触れているので、きっとあなたにぴったりの一曲と練習法が見つかるはずですよ。
- レベル別におすすめのディズニー曲がわかる
- 初心者でも安心ながんばらずに弾ける楽譜がわかる
- 動画や無料サイトを使った練習のコツがわかる
- 挫折しないためのマインドセットがわかる
レベル別で探すピアノ簡単な曲、ディズニーの名曲集
さっそく、あなたのレベルや目的にピッタリ合ったディズニーの名曲を探していきましょう!ピアノ学習を楽しく続けるための最大の秘訣は、「今の自分にとって、ちょっとだけ挑戦するレベルの曲を選ぶこと」です。難しすぎると挫折してしまいますし、簡単すぎても張り合いがないかもしれません。ここでは「超初心者向け」「大人が楽しむバラード」「保育の現場で使える曲」「子供のやる気を引き出す曲」「まずは右手だけの練習から」という、具体的な5つのシーンに分けて、心から「弾きたい!」と思える名曲たちを厳選してご紹介しますね。
超初心者向けの有名な曲から挑戦
ピアノに触れるのが本当に初めての方、あるいは子供の頃以来で指がちゃんと動くか心配…という方は、何よりもまず「知っている曲」から始めるのが鉄則です。メロディを知っているというアドバンテージは絶大で、楽譜の音符を追いながら「あ、このメロディだ!」とつながる瞬間が、モチベーションをぐっと高めてくれます。ここでは、その代表格ともいえる2曲をピックアップしました。
ミッキーマウス・マーチで学ぶリズムの楽しさ
誰もが一度は耳にしたことがある、元気いっぱいの行進曲ですね。「ミッキーマウス・マーチ」は、ただ楽しいだけでなく、ピアノ初心者が学ぶべき基礎的な要素がたくさん詰まっています。特に重要なのが、スタッカート(音を短く切って弾く奏法)の練習です。楽譜では音符の上に「・」という点で示されます。このスタッカートを、「地面でボールがポンポンと弾むようなイメージ」で、指先に少し力を入れて軽やかに弾けると、曲が一気に生き生きとしてきます。最初は難しいかもしれませんが、この曲でスタッカートに慣れておくと、今後さまざまな曲に応用できるテクニックになりますよ。
多くの初心者向け楽譜では、この曲はハ長調(白い鍵盤だけで弾ける調)にアレンジされているので、視覚的にも非常に分かりやすいのが嬉しいポイントです。
小さな世界で得る「1曲弾けた!」という自信
こちらも世界中で愛され続ける、心温まるメロディが魅力です。「小さな世界」が初心者にとって最高の入門曲である理由は、使う鍵盤の範囲が非常に狭いことにあります。多くの簡単なアレンジでは、「5指ポジション」と呼ばれる、親指から小指までの5本の指を「ドレミファソ」の上に置いたまま、ほとんど指を移動させずに弾ききれてしまうんです。これは、鍵盤の位置をまだ覚えていない初心者にとって、ものすごい安心感に繋がります。「次はどの鍵盤だっけ?」と探す手間が少ないので、メロディを奏でることに集中できるんですね。
また、曲の構成が「Aメロ→Bメロ→サビ」のように複雑ではなく、同じようなメロディの繰り返しが多いため、一度パターンを覚えてしまえば最後まで弾き通しやすいのも特徴です。この曲で「自分でも1曲ちゃんと弾けた!」という成功体験を味わうことが、次の曲へ挑戦する大きな原動力になることは間違いありません。
大人が楽しめる感動のバラード曲
「日々の癒やしのために、自分の好きな曲をしっとりと弾きたい」…そう考える大人の方は非常に多いです。プロを目指すわけではない、自分のための贅沢な時間。そんなひとときに寄り添ってくれるのが、ディズニーの美しいバラード曲たちです。バラードはテンポがゆっくりなので、焦らずに一音一音の響きを確かめながら弾けるのが最大のメリット。感情を込めて弾いているという満足感も得やすいですよ。
ホール・ニュー・ワールド(アラジン)の攻略法
ディズニーバラードの中でも、特に人気と知名度が高いのがこの曲ではないでしょうか。壮大でロマンチックなメロディは、ピアノの響きと相性抜群です。この曲が意外にも初心者向けにアレンジしやすい秘密は、「左右の手の役割分担がはっきりしていること」にあります。多くのアレンジでは、左手は「ジャーン」と和音を長く伸ばす(全音符や二分音符)役割、その間に右手が美しいメロディを歌う、という構成になっています。これは、ピアノ初心者が最も苦労する「両手の指を独立させて別々のリズムで動かす」という高度な技術を必要としないため、非常に弾きやすく感じるはずです。まるで左手と右手が会話(コール&レスポンス)しているかのように、交互に活躍するイメージですね。まずはペダルを使わずに、左右のタイミングを合わせる練習に集中しましょう。
星に願いを(ピノコ)で心を整える
ジャズのスタンダードナンバーとしても愛される、普遍的な美しさを持つ名曲です。夜、静かな部屋でこの曲を弾いていると、心が洗われるような穏やかな気持ちになれます。この曲を心地よく弾くコツは、「力を抜いて、鍵盤を優しく撫でるように弾くこと」。特にメロディの長い音は、鍵盤を最後までそっと押し続けることで、音が美しく響き渡ります。大人のピアノ学習者は、練習時間が限られていたり、すぐに上達しないことへの焦りを感じたりしがちです。そんな時こそ、「完璧に弾くこと」よりも「自分が心地よい音を出すこと」に集中してみてください。
保育士の現場で使える楽しい曲
保育士さんや幼稚園の先生にとって、ピアノは子供たちの気持ちを一つにまとめたり、活動に彩りを添えたりするための、言葉以上にパワフルなコミュニケーションツールです。現場で求められるピアノスキルは、コンサートホールで披露するような完璧な演奏ではありません。それよりも、子供たちの表情を見ながら、元気な歌声に合わせて、笑顔で弾けることが何倍も大切です。
保育現場での「簡単」は「歌いながら弾ける」こと
趣味で弾くピアノの「簡単」と、保育現場での「簡単」は少し意味合いが異なります。一番の違いは、「伴奏」としての役割が強いこと。主役はあくまで子供たちの歌声です。そのため、楽譜を選ぶ際は以下のようなポイントをチェックするのがおすすめです。
- 左手の伴奏がシンプルか: 複雑なアルペジオ(分散和音)よりも、「ドン・チャン・ドン・チャン」といった単純なリズムで和音を弾くアレンジが理想的です。
- コードネームが記載されているか: 「C」「G7」「F」といったコードネームが書いてあると、慣れてくれば楽譜を見なくても簡単な伴奏が弾けるようになり、視線を子供たちに向けられます。
- 歌詞が大きく書かれているか: 子供たちと一緒に歌うためには、歌詞が見やすいことも重要なポイントですね。
おすすめレパートリー
「ミッキーマウス・マーチ」や「小さな世界」は鉄板ですが、その他にも現場で活躍する曲はたくさんあります。
- ビビディ・バビディ・ブー(シンデレラ): 魔法の呪文が楽しい、弾むようなリズムの曲。手遊び歌にもしやすいですね。
- きみもとべるよ!(ピーター・パン): 明るく前向きな気持ちになれる曲。行進したり、体を動かす活動のBGMにもぴったりです。
- 夢はひそかに(シンデレラ): お昼寝の時間や、静かな活動の導入に使える優しいワルツです。
子供のやる気を引き出す人気曲
お子さんがピアノを習い始めると、保護者として気になるのは「どうすれば楽しく続けてくれるか」という点ですよね。単調な練習曲ばかりでは、子供は飽きてしまいがちです。そこで強力な味方になるのが、子供たちが「この曲、知ってる!弾きたい!」と目を輝かせるディズニーの人気曲です。憧れの曲という明確な目標があるだけで、日々の練習への向き合い方が驚くほど変わります。
「憧れの曲」が最高のモチベーション
脳科学的にも、楽しいと感じたり、目標を達成したりすると、脳内ではドーパミンというやる気を引き出す物質が分泌されると言われています。子供にとっての「レット・イット・ゴーを弾けるようになる」という目標は、このドーパミンを出すための絶好のスイッチなんです。たとえ今はまだ難しくても、「いつかこの曲を弾くために、今の練習を頑張ろうね」と声をかけることで、地道な基礎練習にも意味を見出しやすくなります。
目標にしやすい人気曲
- レット・イット・ゴー(アナと雪の女王): 女の子の憧れの的ですね。原曲は難しいですが、サビの「ありのーままのー」の部分だけでも弾けるようになると、大きな達成感が得られます。簡単なアレンジの楽譜も非常に豊富です。
- アンダー・ザ・シー(リトル・マーメイド): ラテン系の楽しいリズムは、男の子にも女の子にも大人気。この曲で特徴的なシンコペーション(本来のリズムより少し食い込むように入るリズム)は、最初は難しく感じるかもしれませんが、手拍子でリズムを確認しながら練習すると、自然とリズム感が養われます。
- 彼こそが海賊(パイレーツ・オブ・カリビアン): 勇ましくてカッコいいこの曲は、特に男の子の心を掴んで離しません。左手の力強い和音の連打が特徴で、簡単なパターンでもかなりの迫力が出ます。ピアノってカッコいい!と思ってもらえるきっかけになるかもしれません。
右手だけの練習に最適なメロディ
ピアノ初心者が最初に直面し、そして最も挫折しやすい壁。それは紛れもなく「両手で弾く」という行為です。右手でメロディを弾きながら、左手で伴奏を弾く。これは、脳にとっては「右手で円を描きながら、左手で三角を描く」のと同じくらい、二つの異なるタスクを同時にこなす高度な処理なんです。だから、最初から両手で弾こうとして「できない!」と落ち込むのは、ある意味当然のこと。焦る必要は全くありません。
上達への最短ルートは「右手ファースト」
挫折を回避し、結果的に最も早く両手で弾けるようになるための練習法、それが「右手ファーストの原則」です。つまり、まずは右手で弾くメロディ部分を、歌うようにスラスラ弾けるレベルまで完璧に仕上げることから始めます。なぜなら、メロディさえ弾ければ曲の大部分は完成したようなもので、達成感を得やすくモチベーションが維持できるからです。
右手練習の具体的な4ステップ
- 音の確認: まずはテンポを無視して、楽譜の音符と鍵盤の位置を一つ一つ確認しながら、ゆっくり指を動かします。「この音符はドだから、ここだな」という感じです。
- 指の定着: 次に、楽譜に書かれた指番号を忠実に守って、スムーズに指が動くように繰り返し練習します。ここで正しい指使いを体に覚えさせることが、後々とても重要になります。
- メロディを歌う: 指の動きに慣れてきたら、メロディを口ずさみながら弾いてみましょう。音楽的な流れやフレーズの区切りを意識することで、機械的な指の運動から「演奏」へと変わっていきます。
- 左手の準備: 右手だけでつっかえずに最後まで弾けるようになったら、初めて左手の楽譜に目を通します。左手も、まずは音を確認するステップからゆっくり始めましょう。
この練習法は、一見遠回りに見えるかもしれませんが、脳の負担を最小限に抑えながら着実にスキルを積み重ねていける、科学的にも理にかなった方法です。
ピアノ簡単な曲、ディズニーを挫折せず弾きこなすコツ
弾きたい曲が決まったら、いよいよ実践です。でも、ただやみくもに練習を始めても、途中で壁にぶつかってしまうかもしれません。ここでは、あなたが選んだ素敵な一曲を、楽しみながら最後まで弾ききれるようになるための、具体的な道具(ツール)選びと心構え(マインドセット)について詳しく解説していきます。正しい道具とちょっとしたコツさえ知っていれば、ピアノの練習はもっとずっと楽になりますよ。
ドレミ付きで安心な楽譜の選び方
ピアノ初心者の約8割が「楽譜が読めない」という悩みを抱えている、と私は感じています。五線譜は、それ自体が一種の言語のようなもの。慣れてしまえば便利ですが、初学者にとっては解読が必要な暗号に見えてしまうのも無理はありません。しかし、現代にはこの「楽譜の壁」を乗り越えるための強力なサポーターが存在します。それが、音名カナと指番号付きの楽譜です。
なぜ「ドレミ」と「指番号」が必須なのか?
音名カナ(ドレミ)の役割:
五線譜は、線の上下で音の高さを表現しますが、初心者は「この音符はソだっけ?ラだっけ?」といちいち数えるのに時間がかかってしまいます。音符のすぐそばに「ドレミ」とフリガナが振ってあれば、この確認作業が不要になり、音を探すストレスから解放されます。これにより、メロディの流れをスムーズに掴むことに集中できるんです。
指番号の役割:
指番号は、親指から小指までを1〜5の数字で示したもので、「この音はどの指で弾くべきか」という指示です。これは、単なるガイドではありません。編曲者が「こう弾けば指がもつれず、次の音にスムーズに移動できる」と考え抜いた、いわば演奏の“最適解”なんです。自己流の指使いで練習を始めると、特定のフレーズで必ず指が足りなくなったり、無理な体勢になったりする「悪い癖」がついてしまいます。最初に正しい指番号で練習することが、結果的に上達への一番の近道になります。
楽譜選びの追加チェックポイント
- 楽譜の大きさ: 音符が小さく密集している楽譜は、大人にとっても目が疲れる原因になります。できるだけ音符が大きく、行間にも余裕があるレイアウトの楽譜を選びましょう。
- 調号の数: 楽譜の冒頭にある♯(シャープ)や♭(フラット)の数を確認しましょう。初心者のうちは、これらが一つもない(ハ長調)か、一つだけの(ト長調・ヘ長調)アレンジが断然おすすめです。
がんばらずに弾けるおすすめ楽譜
「ドレミと指番号が大事なのはわかったけど、具体的にどの楽譜を選べばいいの?」という声にお応えして、ここではピアノ初心者向けとして特に定評があり、多くの人に支持されている楽譜シリーズを3つ、深掘りしてご紹介します。それぞれの特徴を知って、あなたの目的や性格に一番合った一冊を見つけてみてください。
ヤマハミュージックメディア『がんばらずに弾ける』シリーズ
このシリーズの最大の魅力は、その名の通り「がんばらない」というコンセプトにあります。ピアノに対して「練習=努力・苦行」というイメージを持っている人の心理的ハードルを、タイトルでまず下げてくれる優しさがありますね。
内容的な特徴は、1つの曲に対して「ステップ1(超やさしい)」「ステップ2(聴き映えする)」という2段階のアレンジが用意されていることが多い点です。最初は左手が単音の簡単なステップ1で曲の全体像を掴み、慣れてきたら少しだけ伴奏が豊かになるステップ2に挑戦する、という風に、無理なくレベルアップが実感できます。譜面が大きく、情報が整理されていて見やすいので、特に大人の初心者の方やシニア層の方に絶大な人気を誇ります。
シンコーミュージック『ディズニー超人気ソングス』
こちらは、王道の人気曲をバランス良く収録した、汎用性の高いシリーズです。「ホール・ニュー・ワールド」のようなバラードから「ミッキーマウス・マーチ」のような元気な曲まで、ディズニーの「これぞ!」という名曲が一通り網羅されています。音名カナももちろん付いており、アレンジもクセがなく弾きやすいので、お子さんのレッスンの併用教材や、保育士さんがレパートリーを増やすための一冊として非常に使いやすいでしょう。「まずは定番曲をしっかり押さえたい」という方に最適なシリーズです。
KMP『ディズニー ザ・ベスト やさしく弾ける』
このシリーズの強みは、なんといってもコストパフォーマンスの高さと収録曲数の多さです。映画の主題歌だけでなく、東京ディズニーリゾートのパレードやアトラクションで使われている曲など、少しマニアックな選曲も含まれていることがあり、ディズニーファンにはたまりません。「特定の1曲をじっくり」というよりは、「たくさんの曲をちょっとずつ弾いてみたい」「自分の知らない名曲に出会いたい」という好奇心旺盛な方におすすめです。広く浅く楽しみたい、というニーズに完璧に応えてくれます。
| シリーズ名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ヤマハ『がんばらずに弾ける』 | 譜面が大きく、2段階のレベル設定で無理なくステップアップできる。 | ピアノに苦手意識がある大人の初心者、シニア層。 |
| シンコー『ディズニー超人気ソングス』 | 王道の人気曲をバランス良く収録。汎用性が高く使いやすい。 | 子供のレッスン、保育士さん、定番曲を弾きたい人。 |
| KMP『ザ・ベスト やさしく弾ける』 | 収録曲数が多くコスパが高い。パークの曲なども含まれる。 | たくさんの曲に触れたいディズニーファン、お得に楽しみたい人。 |
動画で学ぶ指の動きとリズム
楽譜は素晴らしい設計図ですが、静的な情報であるため、音楽の「時間的な流れ」や「強弱のニュアンス」を完全に読み取るのは初心者には難しい作業です。そこで、現代のピアノ学習者にとって最強の補助教材となるのが、YouTubeなどの動画プラットフォームです。楽譜と動画を組み合わせることで、学習効率は飛躍的に向上します。
動画学習の3大メリット
- 視覚的な理解が深まる: 動画では、どの指でどの鍵盤を押さえているかが一目瞭然です。特に、鍵盤が光るタイプの動画(Synthesiaなど)や、真上から手元を撮影した動画は、指の動きを真似しやすく、楽譜だけでは分かりにくい運指の確認に絶大な効果を発揮します。
- 聴覚的なお手本になる: 楽譜に書かれたリズム(4分音符や8分音符など)を正確に再現するのは、意外と難しいものです。動画でお手本演奏を聴くことで、「この部分はこんなに速いんだ」「ここは少しタメて弾くとカッコいいな」といった、生きたリズムやテンポ感を直感的に掴むことができます。
- モチベーションが上がる: 他の人が楽しそうに演奏しているのを見ると、「自分もあんな風に弾けるようになりたい!」という気持ちが湧いてきますよね。また、解説付きのレッスン動画では、講師が励ましてくれたり、つまずきやすいポイントを教えてくれたりするので、一人で練習している孤独感が和らぎます。
効果的な「ハイブリッド学習法」
私が推奨するのは、楽譜と動画を行き来する学習法です。
- 【楽譜】まずは設計図を読む: 最初に楽譜に目を通し、どんな音が出てくるのか、指番号はどうなっているのかを大まかに確認します。
- 【動画】完成形をインプット: 次にYouTubeでお手本動画を視聴し、曲全体の雰囲気、テンポ、リズムを頭に入れます。
- 【楽譜+動画】部分練習: 楽譜を見ながら、数小節ずつの短いフレーズを練習します。もしリズムや指の動きで分からない箇所があれば、すぐ動画で該当部分を再生して確認します。
- 【動画】通し練習のイメージトレーニング: ある程度弾けるようになったら、動画に合わせて一緒に弾く「エアピアノ」や、実際に音を出して弾く練習をします。
このサイクルを繰り返すことで、目と耳の両方から情報をインプットし、効率的かつ楽しく練習を進めることができます。
無料楽譜のリスクと賢い活用法
「ピアノを始めたいけど、続くか分からないし、まずは無料の楽譜で試したい」…その気持ち、とてもよく分かります。インターネットで検索すれば、「無料楽譜」と謳うサイトは確かにたくさん見つかります。しかし、手軽さの裏には、知っておくべきリスクと注意点が存在します。特に、多くの人が弾きたいと願うディズニーの新しい楽曲に関しては、慎重な判断が必要です。
「無料」が意味するものと著作権の壁
まず大前提として、ディズニー映画の楽曲のほとんどは、作詞家・作曲家の権利が著作権法によって保護されています。保護期間中にある楽曲の楽譜を、権利者の許可なくインターネット上で公開することは、法律で禁じられています。つまり、正規のサイト以外で出回っている新しいヒット曲の楽譜は、そのほとんどが違法にアップロードされたものである可能性が高いのです。
違法サイトを利用する具体的なリスク
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- ウイルス感染のリスク: 違法なファイルをダウンロードさせるサイトには、コンピュータウイルスやマルウェアが仕込まれている危険性が常に伴います。
- 品質が低いリスク: 個人が作成した質の低いアレンジ譜や、単純なメロディだけの不完全な楽譜も多く、練習しても「何か違う…」となりがちで、貴重な練習時間を無駄にしてしまう可能性があります。
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- そもそも見つからない: 結局、お目当ての曲の弾きやすいアレンジの無料楽譜は見つからず、探すだけで疲れてしまう…というケースも非常に多いです。
無料リソースの賢い使い方
それでも、無料で利用できるリソースを上手に活用する方法はあります。
- 楽譜販売サイトのサンプルを見る: ヤマハの「ぷりんと楽譜」などの楽譜販売サイトでは、多くの場合、楽譜の1ページ目を無料で閲覧できます。ここでアレンジの難易度や雰囲気を確かめてから購入を検討するのが最も賢い方法です。
- 教育目的のサイトを利用する: 著作権に配慮して、教育用に作成されたごく簡単なアレンジ譜(例:「ミッキーマウス・マーチ」のメロディだけなど)を公開している個人のサイトもあります。
数字譜で直感的に弾く方法とは
「ドレミのフリガナがあっても、やっぱり五線譜の見た目だけでアレルギー反応が…」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にとって、最後の砦ともいえるのが「数字譜」です。これは、音の高さを「ドレミファソラシ」の代わりに「1234567」という数字で表記した、非常にシンプルな楽譜です。
数字譜のメリットとデメリット
メリット:
最大のメリットは、その圧倒的な分かりやすさです。鍵盤に「1(ド), 2(レ), 3(ミ)…」とシールを貼ってしまえば、楽譜に書かれた数字と同じ鍵盤を押すだけで、誰でもすぐにメロディを弾くことができます。音楽の知識がゼロでも音を出す楽しさを即座に体験できるため、ピアノへの第一歩としては非常に有効なツールと言えるでしょう。
デメリット:
一方で、数字譜には限界もあります。まず、リズムや音の長さを正確に表現するのが難しいという点。元の曲を知らないと、どんなリズムで弾けばいいのか分かりにくいことがあります。また、和音(複数の音を同時に弾くこと)の表現も複雑になりがちです。そして最大のデメリットは、数字譜に慣れすぎると、そこから五線譜の世界へステップアップするのが難しくなってしまう可能性があることです。世の中のほとんどの楽譜は五線譜で書かれているため、弾ける曲の幅が大きく制限されてしまいます。
数字譜との上手な付き合い方
私の考えでは、数字譜は「ピアノに慣れるための補助輪」として活用するのが最も効果的です。
- 最初の数曲だけ使ってみる: まずは数字譜で「自分で音を奏でる楽しさ」を存分に味わいます。
- 五線譜と併用する: 数字譜と、音名カナ付きの五線譜の両方を見ながら練習し、「この数字の並びは、五線譜だとこう見えるのか」と対応関係を少しずつ学んでいきます。
- 最終的には五線譜を目指す: ピアノの表現の幅を広げ、一生の趣味にしていくためには、やはり最終的には五線譜が読めるようになることが理想です。数字譜はあくまで、そこへたどり着くための楽しいステップの一つと捉えるのが良いかもしれません。
憧れのピアノ簡単な曲、ディズニーを弾こう
ここまで、レベル別の曲選びから、あなたをサポートしてくれる楽譜やツールの活用法まで、たくさんの情報をお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか。もしかしたら、情報量が多すぎて少しお腹いっぱいになってしまったかもしれませんね。
でも、最後に一番伝えたいことは、とてもシンプルです。それは、「まずは音を出して、音楽を楽しんでみてください」ということ。完璧な演奏を目指す必要なんて、全くありません。たとえ途中でつっかえたり、ミスタッチをしたりしても大丈夫。あなたの指から、あの憧れのディズニーのメロディが、たとえ一節でも生まれたとしたら、それは本当に素晴らしい体験です。
ピアノを弾くことは、単なる指の運動ではありません。好きな曲を弾けば心が癒やされ、昨日まで弾けなかったフレーズが弾けるようになれば大きな達成感が得られます。それは、日々の生活に彩りと潤いを与えてくれる、最高の自己表現の一つだと私は信じています。
この記事で紹介した曲の中から、あなたの心が「弾いてみたい!」とときめく一曲が見つかったなら、それがあなたのスタートラインです。ぜひ楽譜を手にとって、鍵盤の前に座ってみてください。その先には、音楽に満ちた素敵な毎日が待っていますよ。この記事が、その第一歩を踏み出すきっかけになれたなら、これ以上嬉しいことはありません。
もし、これからピアノ選びを始めるという方は、こちらの初心者向けの電子ピアノの選び方の記事も、きっとあなたの楽器選びの助けになるはずです。
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