Privia PX-S7000とPX-S6000の違いを徹底比較!あなたはどちらを選ぶ?

Privia PX-S7000とPX-S6000の違いを徹底比較!

「PX-S7000とPX-S6000、どっちを買えばいいの?」——そう迷って検索してたどり着いたあなたへ。この2機種、どちらもカシオのPriviaシリーズを代表するハイグレードモデルで、スペックが近いぶんだけ余計に迷いやすいんですよね。価格帯も高めなので、失敗したくない気持ちもわかります。

結論から言うと、「部屋に一体型で美しく設置したいか」「ポータブル性を残して柔軟に使いたいか」、この一点で選択はほぼ決まります。この記事では、鍵盤・音響・デザイン・機能・重さ・価格感まで、両モデルの違いを徹底的に整理します。読み終えたとき、「自分はこっちだ」とスッキリ決断できる状態を目指しました。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事のポイント
  • 本体のデザインと付属するスタンド・ペダルの形態の違い
  • 音響システム、特に設置位置に応じた音響設定機能の有無
  • 内蔵音色数と音色のリアルタイム調整機能、マイク入力端子の有無
  • 本体の質量と内蔵フラッシュメモリーへのオーディオ録音機能の有無
  • スタンド・ペダルを揃えた場合の実質的なコスト差

目次

カシオPrivia PX-S7000とPX-S6000の違いを徹底比較

この章でわかること
  • 鍵盤のタッチ感と素材の違い
  • 音源とスピーカーの性能差
  • デザインと設置スタイルの特徴
  • 本体カラーと素材感の選択肢
  • 内蔵音色数と音色調整機能
  • 本体質量と持ち運びやすさ

鍵盤のタッチ感と素材の違い

まずひとつ安心していい点があります。PX-S7000とPX-S6000は、鍵盤の仕様が共通です。どちらも新開発の「スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤」を搭載していて、この価格帯の電子ピアノとして非常に高い完成度を持っています。

この鍵盤が優れているのは、グランドピアノのハンマーアクションを精密に再現している点です。鍵盤を優しく弾けばタッチは柔らかく、力を込めて弾けば弾き応えが増す——その「強弱に応じた手応えの変化」が、演奏表現に直結します。さらにカウンターウェイトが装着されていて、ハンマーアクションのバランスを精密に調整しているので、軽いタッチでも安定した弾き心地が続きます。

素材へのこだわりも見どころです。白鍵にはグランドピアノにも使われるスプルース材と樹脂のハイブリッド素材が採用され、象牙のような自然な感触のシボ加工が施されています。指先の吸い付き感や滑りにくさが向上するため、「ツルツルした安っぽさ」がありません。黒鍵は黒檀を思わせる艶を抑えたマット仕上げで、こちらも高級感と実用性を兼ね備えています。

「電子ピアノなのに本当にグランドピアノに近いの?」という疑問を持つ方もいると思います。正直に言うと、グランドピアノとまったく同じタッチかどうかは、弾く人の経験値によって感じ方が変わります。長年グランドピアノを弾き続けてきた方は微妙な違いを感じることもあるかもしれません。ただ、木材と樹脂を組み合わせたハイブリッド鍵盤をこの価格帯で体験できるというのは、Priviaシリーズの大きな強みです。初心者から中上級者まで、多くの方にとって十分すぎるクオリティだと思います。

ピア憎

鍵盤の仕様は両機種で共通なので、「タッチで選ぶ」なら2機種を迷う必要はありません。違いはスピーカー・デザイン・機能面にあります。

音源とスピーカーの性能差

音源は両機種共通で、カシオ独自の「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」を搭載しています。グランドピアノ特有の豊かな響きと繊細な表現力を追求した技術で、弦共鳴・ダンパーノイズ・鍵盤のメカニカルノイズまで再現するアコースティックシミュレーター機能も備えています。「電子ピアノの音はどこかシャカシャカしている」というイメージをお持ちの方は、ぜひ一度実機で聴いてみてください。そのイメージが変わる可能性が高いです。

ただし、スピーカーシステムに関してはPX-S7000が一段上です。PX-S7000には「スペイシャルサウンドシステム」が搭載されています。独立駆動する4つのフルレンジスピーカー(8W×2+8W×2)がそれぞれ音の要素を個別に調整し、空間内で合成することで、2スピーカーでは得られない音の広がりと立体感を生み出します。「ピアノが目の前で鳴っている」ような臨場感に近いのが、このシステムの強みです。

さらにPX-S7000だけの機能として、「ピアノポジション機能」があります。これは、ピアノの設置場所(スタンダード・壁際・部屋の中心・テーブル上)に応じて最適な音響設定を自動で切り替えられる機能です。

ピアノポジション機能とは?

壁際(Wallモード)に設置した場合、スピーカーの音が壁に反射して不自然な響きになることがあります。ピアノポジション機能はこれを自動補正し、どこに置いてもクリアな音を維持します。設置場所の制約をほぼなくせる、実用的な機能です。

一方のPX-S6000も4スピーカー構成(8W×2+8W×2)で、優れた音響システムを備えています。ただし「スペイシャルサウンドシステム」や「ピアノポジション機能」はPX-S7000の専用機能として強調されており、設置環境に応じた音響の最適化を重視するならPX-S7000の優位性が際立ちます。

「部屋のどこに置くかまだ決まっていない」「将来引っ越す可能性がある」という方にとって、ピアノポジション機能があるPX-S7000は安心感が高い選択肢と言えます。

デザインと設置スタイルの特徴——最大の違いはここ

この2機種を分ける最大のポイントが、スタンドとペダルの設計思想の違いです。

PX-S7000はスタンド・ペダル一体型の据え置きモデルです。最大の特徴は「360度どこから見ても美しいモダンデザイン」。通常の電子ピアノは背面が剥き出しで壁際前提の設計ですが、PX-S7000は背面まで美しく作り込まれているため、部屋の中央やリビングのアイランド的な場所に置いても違和感がありません。透明なアクリルの譜面立て、本体色に合わせたペダルユニット・スタンド・スピーカーファブリック——細部まで統一されたデザインは、まさに「置くだけでインテリアになるピアノ」です。

一方、PX-S6000はスタンドとペダルが別売りのポータブルタイプです。「別売りって不便じゃない?」と感じる方もいるかもしれませんが、逆に言えば設置スタイルをユーザーが自由にカスタムできるということでもあります。本体のみで使う・専用スタンドを購入する・ライブ用にキーボードスタンドと組み合わせるなど、用途に応じた使い方ができます。本体のみの質量が11.5kgとPX-S7000より軽量なので、バンド練習やライブ、友人宅でのセッションなど「動かして使う」シーンにも対応しやすいです。

デザインの方向性も異なります。PX-S6000は光沢ブラックとウォルナット調の木目を組み合わせた上品な混合デザイン。スタイリッシュでありながら落ち着いた印象で、和室・洋室を問わず幅広いインテリアに溶け込みます。

共通点として、どちらもコンパクトな奥行き設計はPriviaシリーズ全体の強み。マンションや限られたスペースでも設置しやすい点は変わりません。ただし、「一体型でデザインを完結させたいPX-S7000」と「スタンドを後から選べる柔軟性のPX-S6000」という、設計コンセプトの違いは明確です。

本体カラーと素材感の選択肢

カラーの選択肢でも2機種の差が出ます。PX-S7000はブラック・ホワイト・ハーモニアスマスタードの3色展開。なかでもハーモニアスマスタードは深みのある特別なカラーで、一般的なピアノではまず見かけないユニークな選択肢です。置くだけで部屋のアクセントになりますし、「ピアノを選ぶ楽しさ」という観点でも面白い存在感があります。

ハーモニアスマスタードモデルの側面にはグランドピアノのようなポリッシュ仕上げが施されており、高級感がさらに際立ちます。スタンド・ペダルユニット・背面のスピーカーファブリックまで、すべて本体色に合わせたカラーリングで統一されているので、360度どこから見ても美しい。専用のフェルト製ピアノカバーも同梱されているのもうれしい点です。

一方、PX-S6000の本体カラーはブラックのみとなります。とはいえ、単純なブラックではなく、光沢ブラックとウォルナット調の木目を組み合わせたデザインは落ち着いた高級感があります。ファブリック素材のスピーカーネットも相まって、インテリアに主張しすぎない上品さがあるので、どんな部屋にも合わせやすいです。

鍵盤素材は前述の通り両機種で同等のクオリティ。カラーやデザインの好みで選ぶなら、選択肢の幅が広いPX-S7000が有利です。

内蔵音色数と音色調整機能

音色の豊富さという点ではPX-S7000が上です。PX-S7000は400種類の音色を内蔵。アコースティックピアノ・エレクトリックピアノ・オルガン・シンセサイザーなど幅広いジャンルに対応しています。特徴的なのは「BEST-HIT PIANOS」や「CLASSIC E.PIANOS」といった専用音色メニューで、名曲で実際に使われた伝説的なピアノやエレクトリックピアノのサウンドを再現した音色が収録されています。「あの曲で聴いたあのピアノの音を弾いてみたい」という欲求を満たしてくれます。グランドピアノ音色も9種類と豊富です。

PX-S6000は350音色を内蔵。グランドピアノ音色は3種類となりますが、日常的な練習や演奏には十分な内容です。PX-S6000の特長は、「音色モディファイ機能」を本体の物理ノブで直感的に操作できる点にあります。鍵盤袖に配置された2つのノブを使って音色をリアルタイムに調整できるので、演奏中に手元でサウンドメイキングを楽しめます。「弾きながら音を作る」という感覚が好きな方には、この操作性がかなり気持ちいいはずです。

PX-S7000の音色モディファイも専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」から行えますが、本体に物理ノブはありません。アプリ経由の操作はスマホが手元にある環境なら問題ありませんが、「本体だけで完結させたい」派にはPX-S6000のほうが手軽に感じられるかもしれません。

両機種共通して、ワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター(WU-BT10)が同梱されています。スマートフォンやタブレットに「CASIO MUSIC SPACE」をインストールすれば、スプリット機能・レイヤー機能・アコースティックシミュレーターの各要素(ストリングレゾナンス、ダンパーレゾナンスなど)の調整まで、視覚的に細かく設定できます。練習支援・録音・再生といった機能もアプリから使えるので、初心者〜中級者の方にとっても頼れるパートナーになります。

マイク入力端子の有無に注意

PX-S7000にはマイク入力端子とライン出力端子が搭載されていますが、PX-S6000にはこれらの端子がありません。ボーカルと一緒に弾き語りをしたい方・外部機器と組み合わせたい方は、この点を購入前に必ず確認してください。

本体質量と持ち運びやすさ

設置場所や使い方によって重要度が変わるポイントが「重さ」です。

PX-S7000の本体のみの質量は14.8kg。スタンド・譜面立て・3本ペダルユニットを含めると総質量は29.1kgになります。スタンド一体型デザインなので、一度設置したら基本的にそのまま使う据え置き運用が前提です。頻繁に移動させる用途には向きません。

PX-S6000の本体のみの質量は11.5kg。PX-S7000より約3.3kg軽量です。スタンドやペダルが別売りなので、本体だけを持ち出せます。11.5kgは「気軽に持ち運べる」とは言い切れない重さですが、バンド練習やライブ会場に持ち込む電子ピアノとしては現実的な範囲です。本格的な鍵盤タッチと高音質を維持しながら、ある程度の可搬性を実現している点はPX-S6000の大きな強みと言えます。

まとめると、PX-S7000は「設置後の音響とデザインの完成度」を重視した据え置きモデルPX-S6000は「使い方の自由度と持ち運びやすさ」を重視したポータブルモデル、という設計思想の違いがあります。「今後演奏場所が変わるかもしれない」という不確定要素がある場合は、PX-S6000のほうがリスクは低いかもしれません。


PX-S7000とPX-S6000の主な違いを一覧で確認

ここまでの内容を、一覧表でおさらいしておきましょう。細かいスペックは最新情報をカシオ公式サイトでご確認ください。

項目PX-S7000PX-S6000
鍵盤スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤
音源マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源
スピーカー4スピーカー(8W×2+8W×2)スペイシャルサウンドシステム4スピーカー(8W×2+8W×2)
ピアノポジション機能ありなし
内蔵音色数400音色350音色
グランドピアノ音色9種類3種類
BEST-HIT PIANOS等の専用メニューありなし
音色モディファイ(本体ノブ)なし(アプリから可)あり(物理ノブ2基)
マイク入力・ライン出力ありなし
内蔵フラッシュメモリーへの録音ありなし(USBメモリーのみ)
本体カラーブラック・ホワイト・ハーモニアスマスタードブラックのみ
スタンド・ペダル一体型(付属)別売り
本体質量約14.8kg約11.5kg
付属品3本ペダルユニット・フェルト製ピアノカバー等ペダル(SP-3)
※スペックは変更になる場合があります。最新情報はカシオ公式サイトでご確認ください。

PX-S7000とPX-S6000はどんな人におすすめ?

この章でわかること
  • Bluetoothやアプリ連携機能
  • 購入前のデメリットと注意点
  • Priviaシリーズ共通の魅力とは
  • 他モデルとの比較検討のすすめ
  • あなたに最適な選び方のポイント
  • 実機で確認する重要性

Bluetoothやアプリ連携機能

現代の電子ピアノは「弾くだけ」じゃない楽しみ方もありますよね。PX-S7000とPX-S6000は、どちらもBluetoothや専用アプリとの連携機能が充実していて、演奏体験をより豊かにしてくれます。

両機種にはBluetooth MIDI & AUDIOアダプター(WU-BT10)が同梱されています。このアダプターを使えば、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで接続できます。Bluetoothオーディオ機能を使えば、お気に入りの楽曲を電子ピアノのスピーカーから流しながら、それに合わせて演奏するといった楽しみ方も可能です。「バンドの一員として弾いている感覚」が手軽に得られます。

カシオの専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」は、この2機種の可能性をさらに広げてくれるツールです。楽器本体のリモートコントロール・音色の細かい調整・内蔵曲の譜面表示・練習支援・演奏の録音と再生など、多彩な機能が使えます。特に録音機能は「自分の演奏を客観的に聴き返して上達のヒントを見つける」という使い方にとても有効で、初心者の方にも積極的に活用してほしい機能です。

MIDI録音・再生については両機種とも対応(5曲・2トラックまで)。オーディオ録音・再生については、PX-S7000はUSBメモリーと内蔵フラッシュメモリーの両方に対応していますが、PX-S6000はUSBメモリーのみです。「本体に手軽に保存しておきたい」という方には、PX-S7000のほうが便利です。

アプリ連携はPX-S7000の音色モディファイ操作にも使えます。スマホを手元に置いておける環境なら、アプリ経由のコントロールは思った以上に快適です。一方、PX-S6000は本体の物理ノブでリアルタイム操作できる手軽さがあります。どちらが自分のスタイルに合うかを考えてみてください。

購入前のデメリットと注意点

魅力が多い2機種ですが、購入前に知っておいてほしい注意点もあります。後悔しないためにも、ここは正直にお伝えします。

まず電子ピアノ全般の話として、グランドピアノとのタッチ感・音質のギャップは個人差があります。どれだけ優れた電子ピアノでも、アコースティックの物理機構とは異なるため、「完全に同じ」とはなりません。特に長年グランドピアノを弾いてきた方は、微妙な差を感じることがあります。音質についても「耳障りに感じる」という声がゼロではないのが現実です。これは聴覚の好みや慣れによる部分が大きいので、購入前に必ず実機を試弾して、自分の耳で確認することを強くおすすめします。

モデルごとの注意点としては——

PX-S7000はスタンド・ペダル一体型の美しいデザインが魅力ですが、本体質量は14.8kg(スタンド込みで29.1kg)。一度設置したら基本的に動かさない運用になります。将来的に引っ越しや部屋替えを予定している方は、移動の手間がかかる点を念頭に置いておきましょう。

PX-S6000は本体11.5kgで持ち運びが可能ですが、スタンドと3本ペダルは別売りです。購入時は本体価格だけでなく、これらのアクセサリーの費用も予算に含めて考えてください。なお、PX-S6000の専用スタンドと旧型(PX-S5000等)の専用スタンドは形状が異なり互換性がない点にも注意が必要です。また、別売りスタンドと3本ペダルを揃えると、実質的なトータルコストはPX-S7000に近づく場合があります。「安く済む」と思って選んだのに、最終的に大差なかった……というケースも起きやすいので、購入前に一度合計額を計算してみることをおすすめします。

また、両モデルとも機能が非常に豊富です。「こんなにいらない」と感じるユーザーもいるようで、シンプルに弾くだけで十分という方は下位モデルも候補に入れてみてください。豊富な機能をどこまで活用できるか、自分のライフスタイルと照らし合わせて考えると選びやすいです。

Priviaシリーズ共通の魅力とは

「そもそもPriviaって何がいいの?」という視点でも整理しておきます。

Priviaシリーズは2019年冬、「世界最小クラスのポータブル電子ピアノ」としてデビューして以来、多くのユーザーから支持を集めてきました。その共通の魅力は3点に集約されます。

①スリムでコンパクトなデザイン。奥行きが非常に小さく、マンションやアパートなどスペースが限られた場所でも設置しやすいです。スタイリッシュな外観がインテリアとして調和するため、「ピアノを置く=部屋が狭くなる」というイメージが覆されます。鍵盤は88鍵フルサイズを確保しているので、コンパクトでも演奏の妥協はなし。

②生のピアノに近い鍵盤の重さと反応。Priviaシリーズはグランドピアノのタッチを再現するための鍵盤設計に力を入れています。初心者から経験者まで、自然な感覚で演奏を楽しめるレベルの仕上がりで、ヘッドホンを使えば夜間でも周囲を気にせず練習できます。マンション住まいの方には特に重宝するポイントです。

③優れたコストパフォーマンス。比較的リーズナブルな価格帯で、高音質・本格的な鍵盤タッチ・Bluetooth&アプリ連携といった先進的な機能を搭載しています。「値段以上のクオリティ」という評価がPriviaシリーズ全体に根付いていますね。

Priviaシリーズはラインナップも充実しており、PX-S1100・PX-S3100・PX-S6000・PX-S7000と予算やニーズに応じて選びやすくなっています。カシオ電子ピアノ全体のシリーズ構成については、カシオ電子ピアノ完全ガイドで詳しく解説しているので、こちらもあわせて読んでみてください。

他モデルとの比較検討のすすめ

PX-S7000とPX-S6000を検討するとき、Priviaシリーズ内の他モデルや他社製品も視野に入れておくと、より後悔しない選択ができます。

同じPriviaシリーズ内のモデル比較から整理すると——PX-S7000・PX-S6000・PX-S5000の3機種は、いずれも「スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤」を搭載しているため、鍵盤タッチの感覚は大きく変わりません。主な差はスピーカーの搭載数とスタンド・ペダルのセット内容にあります。

Priviaシリーズ上位3機種のざっくり比較
  • PX-S7000:スタンド・3本ペダル付属、4スピーカー、ピアノポジション機能あり、400音色、据え置き一体型
  • PX-S6000:スタンド・ペダル別売り、4スピーカー、350音色、ポータブル運用可
  • PX-S5000:スタンド・ペダル別売り、2スピーカー、音色数はPX-S6000と同等クラス、よりコストを抑えたい方向け

据え置き型でデザイン性を重視し、すべて一体型で揃えたいならPX-S7000。持ち運びを重視しスタンドを自由に組み合わせたいならPX-S6000。PX-S5000は予算を抑えながら同じ鍵盤タッチを体験したい場合の選択肢です。

さらに視野を広げると、カシオにはCELVIANOシリーズ(GP-310・GP-510など)やAP-550といったモデルもあります。これらはPriviaとは異なるコンセプト・鍵盤システムを持ち、より本格的なグランドピアノ感覚を追求したラインです。演奏レベルや求める音質のリアリティによっては、これらも含めて検討する価値があります。

スペックは数字だけでは判断しにくい部分が多いです。最終的な決断をする前に、カシオ電子楽器公式サイトで最新仕様を確認し、可能であれば実機で試弾することを強くおすすめします。

あなたに最適な選び方のポイント

「結局どっちを選べばいいか」を、演奏スタイル別に整理します。

PX-S7000が向いているのはこんな人

PX-S7000がおすすめな人
  • 部屋の中央など、どこに置いても美しいインテリアにしたい
  • 設置場所が変わっても音響を最適化したい(ピアノポジション機能)
  • ブラック・ホワイト・マスタードからカラーを選びたい
  • 400音色・名曲ピアノ音色・専用メニューを使いたい
  • マイク入力や内蔵フラッシュへの録音機能が必要
  • 「据え置きでデザインと機能を完全に揃えたい」という方
PX-S7000を囲んで楽しむ4人

PX-S6000が向いているのはこんな人

PX-S6000がおすすめな人
  • ライブ・バンド練習など、持ち運んで使うシーンがある
  • スタンドを自分で選んで組み合わせたい
  • 本体ノブでリアルタイムに音色を調整しながら弾きたい
  • 「スタンド別売り」を承知のうえで、まず本体だけを導入したい
  • 光沢ブラック×ウォルナット調のシックなデザインが好み
PX-S6000BKを囲む4人

ひとつ注意点を。PX-S6000はスタンドと3本ペダルが別売りですが、これらを揃えるとトータルコストはPX-S7000に近づく場合があります。「PX-S6000のほうが安い」と思って選んだのに、周辺機器を合計するとほぼ変わらなかった……というのはよくある失敗パターンです。購入前に必ずトータル予算を計算してから比較しましょう。

音色数や細かい機能についても、どちらのモデルも専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」と連携することで詳細な調整が可能です。「機能が多すぎて使いこなせるか心配」という方も、まずはシンプルに弾き始めて、少しずつアプリ機能を探求していくスタイルで大丈夫です。

実機で確認する重要性

電子ピアノの購入は決して安い買い物ではありません。カタログやウェブサイトの情報だけでは伝わりにくい「鍵盤のタッチ感」や「スピーカーから出る音の質感」は、実際に触れて聴いてみないと判断できない部分です。PX-S7000とPX-S6000を選ぶうえでも、実機確認が何よりも大事です。

電子ピアノは非常に個人的な感覚に左右される楽器です。「音も悪いしタッチも悪い」という意見がある一方で、「音色もデザインも大満足」「グランドピアノに近い」という評価も多く見られます。この評価の差は、弾き手の経験・期待値・音の好みによる部分が大きいです。つまり、レビューを読んでも最終的には自分で確認するしかない、というのが正直なところです。

実機を試弾するときに確認してほしいポイントをまとめます。

鍵盤のタッチ感はどう確認すればいい?

弱く弾いたとき・強く弾いたときの重さと音の変化(ダイナミクス)が、自分の演奏スタイルに合っているかを確認しましょう。鍵盤を離したときの戻り具合も実際に弾かないとわからない部分です。ゆっくりのスケールから、速いパッセージまで幅広く試してみてください。

音質のチェックポイントは?

グランドピアノ音色はもちろん、エレクトリックピアノやオルガンなど複数の音色を聴いてみてください。特に高音域のクリアさ、低音域の響き、音の余韻(リバーブの自然さ)は実際に聴いてみて初めてわかります。ヘッドホンでも聴いてみると、スピーカーとの音質差も確認できます。

PX-S7000のピアノポジション機能の効果は実感できる?

設置環境を想定して「Wall(壁際)」モードと「Standard」モードを切り替えてみると、音の広がりの違いが体感できます。実際の設置場所に近い条件で試すと、効果がより実感しやすいです。

操作性の確認で注意することは?

ボタン配置・タッチパネルの反応・PX-S6000のノブの使い心地など、日常的に使う操作が直感的に行えるかを確認しましょう。試弾のついでに音色切替やメトロノーム設定など、実際に操作してみることをおすすめします。

大型楽器店や電子ピアノ専門店ではPriviaシリーズの実機を置いているケースが多いです。カシオ公式サイトの取扱店舗検索ページ(カシオ電子楽器公式サイト)で近くの店舗を探して、時間をかけてじっくり弾き比べてみてください。ネットで迷う時間を、実際に触れる時間に変えると、選択の後悔が格段に減ります。


まとめ:PX-S7000とPX-S6000、どちらを選ぶ?

最後に、この記事の内容を整理します。

PX-S7000とPX-S6000の選び方まとめ

PX-S7000:360度美しい一体型デザイン・ピアノポジション機能・400音色・マイク入力。「インテリアとして設置を完成させたい」「機能を最大限使いたい」方向け
PX-S6000:ポータブル性・本体ノブでの直感的な音色調整・光沢ブラック×ウォルナットデザイン。「持ち運びたい」「スタンドを後から選びたい」方向け
鍵盤タッチ・音源の基本スペックは両機種で共通。違いはスピーカー・デザイン・付属品・音色数・機能面
PX-S6000にスタンド・ペダルを揃えるとトータルコストがPX-S7000に近づくことがある。購入前に必ず計算を
どちらを選ぶにしても、購入前の実機試弾は必須

両モデルとも、Priviaシリーズならではの「コンパクトさ×本格タッチ×高音質」というコンセプトを共有する、完成度の高い電子ピアノです。PX-S7000の口コミや実際のユーザー評価についてはこちらの記事(CASIO Privia PX-S7000口コミ!デザインと高機能の魅力)も参考にしてみてください。あなたの「一生もの」になる一台を、じっくり選んでください。

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