ヤマハ P-145 BTの口コミは?新鍵盤GHCとBluetoothを解説

yamaha P-145 BT YAMAHA

こんにちは! Digital Piano Navi 運営者のピア憎です。

YAMAHA P-145 BT、気になって検索してきたんですね? ヤマハのPシリーズから新しいエントリーモデルが出た!ということで、私も注目していました。

「Bluetooth機能が追加されたけど、実際どうなの?」

「前のモデルや、人気のあったP-125aとの違いがよくわからない…」

「新しくなったGHC鍵盤のタッチ感って、今までのGHS鍵盤と比べてどう?」

「悪い口コミや、鍵盤のカタカタ音がないか心配…」

うんうん、わかります。特に電子ピアノは安い買い物じゃないですし、鍵盤のタッチ感や音質は妥協したくないポイントですよね。

この記事では、そんなあなたの疑問をスッキリ解決するために、YAMAHA P-145 BTの魅力を徹底的に掘り下げていきます。P-125aとの違いや、新鍵盤のリアルなレビュー、気になる口コミまで、全部まとめてお伝えしますよ!

  • P-145 BTの新機能とBluetoothの便利な使い方
  • P-125aや旧モデルとの具体的なスペック比較
  • 新GHC鍵盤のリアルなタッチ感とネット上の口コミ
  • 購入前に知っておきたい注意点やおすすめ周辺機器
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YAMAHA P-145 BTの特長を解説

YAMAHA P-145 BT

さて、まずはYAMAHA P-145 BTがどんな電子ピアノなのか、その主な特長から見ていきましょう。このモデル、ヤマハのPシリーズ(PはPortable=持ち運び可能 のPです)の「新・エントリーモデル」という位置づけなんです。コンパクトさとピアノとしての基本性能を両立させつつ、現代のニーズに合わせたBluetooth機能を搭載してきたのが大きなポイントですよ。

Bluetooth機能で何ができる?

今回の目玉機能、それがBluetooth(BT)です。これが付いたことで、練習や楽しみ方がグッと広がりました。

具体的にできることは、大きく分けて2つあります。

1. Bluetoothオーディオ機能

これは、あなたのスマートフォンやタブレットに入っている音楽を、P-145 BT本体のスピーカーからワイヤレスで鳴らせる機能です。

これがめちゃくちゃ便利で、例えば…

  • 好きなアーティストの曲を再生しながら、一緒にピアノを弾いてセッションする。
  • YouTubeのレッスン動画の音声をP-145 BTから出しながら練習する。
  • ストリーミングサービスのBGMを流して、部屋のスピーカー代わりに使う。

こんなことが、ケーブル1本つなぐことなく可能になります。今まではオーディオケーブルで有線接続する必要があったので、手軽さが全然違いますよね。練習のモチベーションも上がること間違いなしです!

2. アプリ連携(MIDI)機能

もう一つが、ヤマハの専用アプリ「スマートピアニスト」とのワイヤレス接続です。今まではUSBケーブルで接続する必要がありましたが、P-145 BTはこれもBluetoothでOK。

アプリについては後ほど詳しく解説しますが、これがあるとP-145 BTの操作性が爆発的に向上します。音色の変更やメトロノーム設定、録音などがスマホの画面で直感的にできるようになるんです。

ちょっとマニアックな話

Bluetoothには「オーディオ」と「MIDI」という2つの規格が使われることが多いです。P-145 BTは両方に対応しているのがエライ! オーディオは音を聴くため、MIDIはアプリ連携(演奏データや設定情報のやり取り)のため、と覚えておくとOKです。

P-125aとの違いを比較

「P-145 BTとP-125a、どっちがいいの?」これはめちゃくちゃ多い質問です。

先に結論から言うと、P-145 BTは「P-45」という旧エントリーモデルの正統進化系で、P-125aは「P-145 BTよりワンランク上」のモデル(その後継はP-225)という位置づけになります。

ただ、P-125aは非常に人気が高く、価格もこなれてきているので、比較対象になるのは当然ですよね。主な違いを表にまとめてみました。

比較項目YAMAHA P-145 BTYAMAHA P-125a
鍵盤GHC鍵盤(新開発)GHS鍵盤
音源CFIIISサPLINGRGEスタンダードIII音源
最大同時発音数64音192音
音色数10音色24音色
リズム機能なしあり(20種類)
スピーカー7W x 2 (楕円形)7W x 2 (円形x2 + ツイーターx2)
Bluetoothあり(オーディオ&MIDI)なし (別売アダプタでMIDI対応)
本体サイズ (幅x高x奥)1326 x 129 x 268 mm1326 x 166 x 295 mm
重量11.1 kg11.8 kg

比較のポイント

  • 機能・音色重視なら P-125a
    最大同時発音数、音色数、リズム機能、スピーカー性能など、ピアノとしての基本スペックはP-125aが上です。
  • 新しさと手軽さなら P-145 BT
    Bluetoothオーディオ機能はP-145 BTにしかありません。また、鍵盤は新開発のGHC、奥行きもさらにコンパクトになっています。

P-125aは名機で、今でも根強い人気があります。もしP-125aの詳しい情報が気になるなら、YAMAHA P-125aのレビュー記事も参考にしてみてください。ただ、P-125aは生産完了に向かっていますので、今から新しく買うなら、Bluetoothの利便性を取ってP-145 BTを選ぶか、もう少し予算を足して後継のP-225を選ぶのが自然な流れかなと思います。

新GHC鍵盤のタッチ感をレビュー

さあ、ピアノ弾きが一番気になる「鍵盤」の話です。P-145 BTには、新しく開発された「GHC(グレードハンマーコンパクト)鍵盤」が搭載されています。

従来のエントリーモデル(P-45やP-125a)に搭載されていたのは「GHS(グレードハンマースタンダード)鍵盤」でした。GHS鍵盤も定評がありましたが、GHC鍵盤はGHS鍵盤のリアルな弾き心地はそのままに、本体のコンパクト化を実現するために新設計された鍵盤なんです。

GHS鍵盤とGHC鍵盤の違い

私(ピア憎)も実際に弾き比べてみましたが、基本的なフィーリングはヤマハのGHS鍵盤のDNAをしっかり受け継いでいます。低音域はずっしり重く、高音域になるにつれて軽くなる「グレードハンマー」の感覚も健在です。

「コンパクト」と名前がついているので、「タッチ感がスカスカになったんじゃ…」と心配する人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。しっかりと指先の重みを受け止めてくれる、エントリーモデルとしては十分すぎるほどの鍵盤だと感じました。

ただ、正直に言うと、上位モデル(例えばP-525のGHS鍵盤や、クラビノーバシリーズ)と比べれば、鍵盤の戻りや連打性、表現の細やかさには差があります。これは価格帯を考えれば当然のこと。

GHS鍵盤と比べると、GHC鍵盤はストローク(鍵盤が沈む深さ)がほんの少し浅く、より「軽快」になったかな?という印象も受けました。これは好みが分かれるかもしれませんが、長時間の練習でも疲れにくいというメリットにもなるかもしれませんね。

悪い口コミと鍵盤のカタカタ音

新しいモデルが出ると、どうしても気になるのが「悪い口コミ」や「不具合」ですよね。特に電子ピアノでよく言われるのが、鍵盤の「カタカタ」「カチカチ」という打鍵音

P-145 BTはまだ発売から日が浅いですが、SNSやレビューサイトを見ていると、やはり「打鍵音が気になる」という声はゼロではありません。

カタカタ音の正体とは?

電子ピアノは、アコースティックピアノと違って「ハンマーが弦を叩く」音が出ません。そのため、鍵盤が動く「カタッ」という物理的な音(機構音)が、演奏音量が小さい時やヘッドホン使用時に目立ちやすいんです。

これはある程度、どのメーカーのどの機種(特にコンパクトモデル)にも共通する宿命的な部分でもあります。

P-145 BTの新GHC鍵盤が、従来のGHS鍵盤に比べて特別カタカタ音が大きい、という報告は今のところ多くないようです。しかし、こればっかりは個体差や、弾く人の強さ、設置環境(床が響きやすいなど)にも大きく左右されます

もしあなたが「夜中にヘッドホンで練習するのがメインで、打鍵音は1ミリも許せない!」という場合は、購入前にお店で実際に触れて、どの程度の音がするのか確認することを強く推奨します。ただ、エントリーモデルのコンパクトタイプとしては、P-145 BTの打鍵音は平均的なレベルだと私は思いますよ。

良い評判と高いコストパフォーマンス

悪い口コミの話をしましたが、もちろん良い評判もたくさんあります!

一番多いのは、やはり「コストパフォーマンスの高さ」です。

P-145 BTの良い評判まとめ

  • ヤマハのクリアなピアノ音源がこの価格で手に入るのは嬉しい。
  • Bluetoothオーディオ機能が便利すぎ。好きな曲とすぐセッションできる。
  • 本体が本当にコンパクトで軽い(奥行き約27cm!)。部屋が狭くても置ける。
  • 新GHC鍵盤も、GHSと遜色ない弾き心地で安心した。

特に、「Bluetoothオーディオ機能」と「コンパクト設計」の2点は、他の同価格帯モデルと比べても大きなアドバンテージになっています。アコースティックピアノの音とタッチにこだわりつつ、現代的な機能も欲しい、という欲張りなニーズに応えてくれるモデルと言えそうですね。

アプリ「スマートピアニスト」の活用法

YAMAHA P-145 BT

Bluetooth機能のところで少し触れましたが、ヤマハの無料アプリ「スマートピアニスト(Smart Pianist)」との連携は、P-145 BTの魅力を最大限に引き出すために必須と言っても過言ではありません。

(出典:ヤマハ株式会社「スマートピアニスト」公式サイト

このアプリをスマホやタブレットにインストールして、P-145 BTとBluetooth MIDIで接続すると、以下のようなことができます。

画面操作でラクラク設定

P-145 BT本体のボタンは、正直言ってシンプル(悪く言えば少ない)です。音色の変更やメトロノーム設定も、「特定のボタンを押しながら鍵盤のココを押す」といった操作が必要で、ちょっと分かりにくい…。

でも、スマートピアニストを使えば、スマホの画面をタップするだけで、直感的に音色を選んだり、リバーブ(響き)の深さを調整したりできちゃいます。これ、めちゃくちゃ快適です。

楽譜表示や録音機能

アプリには内蔵曲の楽譜を表示する機能や、自分の演奏を簡単に録音・再生する機能も備わっています。日々の練習の振り返りにも役立ちますね。

コード進行の自動表示(すごい機能)

さらにすごいのが、「オーディオ トゥー スコア機能」。スマホに入っている曲をアプリで再生すると、AIが曲のコード進行を解析して、自動でコード譜を作成してくれるんです!

「この曲、弾き語りしたいけどコードが分からない…」という時に、耳コピの手助けとして非常に強力なツールになりますよ。

スマートピアニストの詳しい機能については、ヤマハ「スマートピアニスト」アプリ徹底解説の記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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YAMAHA P-145 BTの注意点と周辺機器

さて、P-145 BTの魅力が伝わってきたかと思いますが、購入する前に知っておいてほしい「注意点」や、一緒に揃えておきたい「周辺機器」についても解説しておきますね。これを押さえておかないと、「買ったはいいけど、何か思ってたのと違う…」なんてことになりかねませんから!

音質とスピーカーの性能

P-145 BTは、ヤマハのフルコンサートグランドピアノ「CFIIIS」からサンプリングした、クリアで美しいピアノ音源を搭載しています。

…が、それを鳴らすスピーカーは、7W x 2 の楕円形スピーカーです。これはエントリークラスのコンパクトモデルとしては標準的なスペック。正直に言うと、アコースティックピアノのような「迫力ある豊かな響き」をスピーカー単体で期待するのは酷です。

もちろん、自宅で練習する分には十分な音量と音質は確保されています。でも、「もっと没入感が欲しい」「スピーカーの音がちょっと軽いな…」と感じる場面もあるかもしれません。

ヘッドホンは「ほぼ必須」です!

P-145 BTの音源の良さを最大限に活かすなら、良質なヘッドホン(またはイヤホン)の使用を強く推奨します。ヘッドホンを使えば、スピーカー性能に関係なく、CFIIISのクリアな音をダイレクトに楽しめますし、夜間の練習も気兼ねなくできます。

付属ペダルに関する注意点

これはP-145 BTに限らず、このクラスの電子ピアノの「あるある」なんですが、非常に重要な注意点です。

付属ペダルは「おまけ」です

P-145 BTに同梱されているペダルは、四角い「フットスイッチ(FC5)」です。これは、踏み込むとオン、離すとオフ、という単純なスイッチで、アコースティックピアノのダンパーペダルのような「踏み込みの深さで響きが変わる(ハーフペダル)」機能に対応していません

ピアノの練習をする上で、ハーフペダルは必須のテクニックです。この付属スイッチでは、正直言ってまともな練習になりません。

解決策は2つあります。

  1. 別売りのダンパーペダルを買うヤマハ純正の「FC3A」というペダル(またはサードパーティ製の互換ペダル)を別途購入しましょう。これはハーフペダルに対応しており、踏み心地もピアノライクになります。
  2. 専用の3本ペダルユニットを買う後述する「専用スタンド」と組み合わせて使う、3本ペダルユニット「LP-5A」を購入する。これが一番本格的で、見た目も安定感もバッチリです。

推奨される専用スタンド

P-145 BTは本体だけでも使えますが、快適に演奏するにはスタンドが必須です。選択肢は主に2つ。

1. X型スタンド(キーボードスタンド)

メリット: 安価、折り畳めて持ち運びに便利、高さ調節が自由。

デメリット: 安定感に欠ける、見た目がピアノっぽくない、足元が狭くなりペダルが置きにくい。

2. 専用スタンド(L-100)

メリット: P-145 BTにピッタリ合う設計で安定感抜群、見た目がスタイリッシュ、専用3本ペダル(LP-5A)が取り付け可能。

デメリット: X型より高価、持ち運びには不向き。

私(ピア憎)としては、自宅で据え置きで使うなら、絶対に「専用スタンド(L-100)」をおすすめします。グラグラするスタンドでの練習はストレスが溜まりますし、正しい姿勢も身につきにくいです。何より、専用スタンドと3本ペダルを組み合わせた時の「ピアノ感」は、練習のモチベーションにも繋がりますよ。

持ち運びやすさとコンパクトな設計

YAMAHA P-145 BT

これは注意点というより、改めて強調したい「強み」ですね。

P-145 BTは、新GHC鍵盤の採用などにより、奥行きがわずか268mm(壁にベタ付けも可能)、重量も11.1kgという、88鍵ピアノ鍵盤搭載モデルとしては驚異的なコンパクト&軽量設計を実現しています。

  • 「部屋が狭くて、普通の電子ピアノは置けない…」
  • 「たまにライブハウスやスタジオに持って行って弾きたい」
  • 「使わない時は立てかけて収納したい」(※自己責任ですが)

こんなニーズがある人にとって、P-145 BTのコンパクトさは何物にも代えがたい魅力になるはずです。

YAMAHA P-145 BTは初心者に最適

さて、ここまでYAMAHA P-145 BTの特長から注意点まで、かなり詳しく解説してきました。

結論として、このモデルはどんな人に「買い」なのでしょうか?

私(ピア憎)の答えは、「Bluetoothを活用して、現代的かつ効率的にピアノ練習を始めたい初心者」に、YAMAHA P-145 BTは最高の選択肢の一つになる、です。

YAMAHA P-145 BTがおすすめな人

  • 初めての電子ピアノで、どれを買えばいいか迷っている。
  • Bluetoothオーディオ機能で、好きな曲とセッションしたい。
  • アプリ連携(スマートピアニスト)で、楽しく便利に練習したい。
  • コンパクトで、設置場所を選ばないモデルが欲しい。
  • 信頼できる「ヤマハ」のピアノ音源と鍵盤タッチを求めている。

もちろん、付属ペダルの問題やスピーカー性能など、エントリーモデルゆえの割り切りも必要です。でも、それらを補って余りある「楽しさ」と「利便性」を、このP-145 BTは提供してくれます。

もしあなたが「電子ピアノって難しそう…」と一歩を踏み出せずにいるなら、このP-145 BTが、あなたのピアノライフを楽しくスタートさせてくれるかもしれませんよ。

どのモデルを選ぶか、というのは本当に悩みますよね。もし、他のモデルとも比較したい、自分に合う一台がどれか分からない、という場合は、電子ピアノの初心者向け選び方ガイドの記事も、ぜひ参考にしてみてください。

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ピア僧

1976年、北海道生まれ。

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Digital Paino Navi運営者のピア憎です。私自身、数々の電子ピアノを弾き比べ、その魅力を追求してきました。この経験と知識を活かし、あなたの最適な一台を見つけるお手伝いをします。

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