YAMAHA P-225、ご購入おめでとうございます──あるいは購入直前で「本体のほかに何が要るんだろう?」と調べている最中でしょうか。先に結論をお伝えすると、P-225は箱を開けて電源をつなげば、その日から音は鳴ります。ただ、”ちゃんと”練習を続けられる環境にするには、いくつか足りない物があるんです。私はピア僧。10年以上、楽器店の店頭でお客様の「最初の一台」とその周辺を一緒に選んできました。この記事は、P-225で失敗しないための”買い物の地図”です。何が付属して何が別売りなのか、用途別にいくらかかるのか、最初に揃えれば後悔しないのは何か──順番に整理していきますね。
まず確認|P-225に「付属するもの」と「別売りのもの」
買い物リストを作る前に、箱の中に何が入っているかをはっきりさせましょう。ここを勘違いすると「ペダルもう付いてるじゃん」と必要な物を買い逃したり、逆に持っている物を二重に買ってしまったりします。
付属するもの
- 譜面台
- フットスイッチ式ペダル(踏む/離すのシンプルなもの)
- ACアダプター(電源)
- 取扱説明書・保証書
別売り(必要になりやすい)
- 据え置きスタンド(L-200)
- 3本ペダル(LP-1)
- ピアノ椅子
- ヘッドホン
- 防音・防振マット など
※ 箱の中身は時期や販路(セット品など)で変わることがあるので、購入時に最終確認してくださいね。
ここで覚えておいてほしいのが、「音が鳴る」と「ちゃんと弾ける」は別物だということ。付属のフットスイッチは”踏めば音が伸びる”だけのシンプルなもの、ダイニングチェアでは高さが合わない、夜はそのままだと音が出せない──この差を埋めるのが、これから挙げる別売りアイテムです。
P-225に必要なものリスト【無いとどう困る?】

別売りで揃えたいものを、「無いとどう困るか」と「必要度」で一覧にしました。あなたの環境に当てはまるものから優先して考えてみてください。
| アイテム | 無いとどう困る? | 必要度 |
|---|---|---|
| スタンド(L-200) | 高さが合わず姿勢が崩れる/設置が不安定 | ◎ |
| ピアノ椅子 | 姿勢の癖・疲労につながり、上達が遅れる | ◎ |
| ヘッドホン | 夜間・集合住宅で練習できない | ◎ |
| 3本ペダル(LP-1) | ハーフペダルが使えず表現が頭打ちに | ○ |
| 防音・防振マット | 階下への振動・打鍵音トラブルの原因に | ○(環境次第) |
| お手入れ用品 | ホコリ・皮脂が蓄積して劣化が早まる | △ |
用途別・これだけ揃えればOK|3構成と総額の目安
「で、結局いくら?」にお答えします。使い方は人それぞれなので、代表的な3つの構成に分けました。価格は時期や販路でかなり動くため、ここでは“本体にどれくらい上乗せされるか”の目安レンジでお伝えします。正確な金額は各ショッピングサイトの最新価格でご確認くださいね。なお、本体そのものはおおむね5万円台後半〜7万円前後で推移しています。
最小構成|卓上でとりあえず始める
本体+ピアノ椅子+ヘッドホン。テーブルやデスクに直置きでスタートする最小セットです。椅子とヘッドホンの2点で、目安として本体に+1万円前後〜。「まず始めてみて、続きそうならスタンドを足す」という方にちょうどいい入り方です。
まずは小さく始めたいあなたへ。下のボタンで、本体と小物2点の今の価格をまとめて確認できます。
標準構成|自宅に据え置く・初心者の王道
最小構成+スタンド「L-200」。私が販売現場でいちばん多くおすすめしてきた形です。専用スタンドで鍵盤の高さがピタッと決まり、姿勢が安定します。スタンド分で目安+1万円台。長く弾くつもりなら、最初からここを目指すのが結局ラクですよ。
長く弾くなら、これがいちばん安定します。スタンドは在庫が動きやすいので、本体と一緒に確認しておくと安心です。
本格構成|クラシック・長く続ける
標準構成+3本ペダル「LP-1」。ハーフペダルまで使える”自宅の練習室”仕様です。スタンドとペダルを合わせると、本体に+2万円前後が目安。ひとつ注意点として、LP-1はスタンドL-200があって初めて取り付けられます(理由は次の章で)。
ハーフペダルまで使う前提なら、L-200とLP-1はセットで。あとから買い直す手間と送料を考えると、最初に揃えてしまうのが結局おトクです。
必須級アイテムの選び方(結論だけ手短に)
スタンド
据え置きなら純正「L-200」が安心です。鍵盤の高さが約730mm(グランドと同じ標準高)になるよう設計されています。市販スタンドでの代用可否や、P-145用L-100が流用できない理由などの詳しい話は、専用記事にまとめています。
▼ 詳しくはこちら
ヤマハ P-225 スタンドの互換性と選び方!純正L-200解説
3本ペダル(LP-1)
「ハーフペダルを使うか」で判断してOKです。クラシックやバラードを表現したいなら必要。そして大事なのが、LP-1を付けられるのは純正スタンドL-200だけという点。後から欲しくなるとスタンドごと買い直しになりがちなので、可能性があるなら最初からL-200を選んでおきましょう。
ピアノ椅子
高さ調整付きの「ピアノ椅子」を選んでください。前腕が鍵盤と水平になる高さで座れるかどうかで、脱力のしやすさも疲れ方も変わります。折りたたみのトムソン型と安定感のあるベンチ型の違い・選び方は、別記事で解説しています。
▼ 詳しくはこちら
電子ピアノ椅子の選び方と正しい姿勢
ヘッドホン
結論、有線一択です。Bluetoothのワイヤレスは遅延が出てリアルタイム演奏に向きません。ヤマハ純正のHPH系か、SONY・audio-technicaのモニター系から、有線モデルを選んでください。
▼ 詳しくはこちら
電子ピアノ用ヘッドホン おすすめ5選|元楽器店員が選び方から人気モデルまで徹底解説
あると後悔しない”任意”アイテム
防音・防振マット(集合住宅なら最優先級)
“任意”に分類しましたが、マンションやアパートなら実質的に最優先です。電子ピアノは音をヘッドホンで消せても、鍵盤を叩く打鍵音やペダルの振動は床を伝って階下へ響きます。具体的な対策は騒音対策の記事で詳しく解説しています。
▼ 詳しくはこちら
電子ピアノの打鍵音はどれくらい?マンション騒音対策
鍵盤カバー・クロス
ホコリと皮脂の対策に。一つひとつは数百円〜の小物ですが、長くきれいに使うための保険になります。
延長ACケーブル・電源タップ
設置場所とコンセントが離れているときに。買ってから「コードが届かない」と気づくと地味にストレスなので、設置位置が決まっているなら先に確認しておくと安心です。
スマホ連携(Smart Pianist)の”落とし穴”
これは”必要なもの”の見落としポイント。P-225本体のBluetoothはオーディオ再生専用で、アプリ「スマートピアニスト」を無線でつなぐには別売のワイヤレスMIDIアダプターが必要になります。有線ケーブルならアダプターなしでつながるので、「無線で使いたいかどうか」で要否が変わる、と覚えておいてください。
購入前チェックリスト
- 設置は「据え置き」か「卓上」か決めた?
- 据え置きなら、スタンド(L-200)は用意した?
- ハーフペダルを使う?(使うならL-200+LP-1)
- 高さ調整付きのピアノ椅子は用意した?
- 夜・集合住宅で弾く?(有線ヘッドホン)
- 階下への振動が心配?(防音・防振マット)
- アプリを無線で使いたい?(専用アダプターが別売り)
- カラーは決めた?(ブラック/ホワイト)
よくある質問
まとめ|迷ったら「標準構成」から
最後に整理します。迷ったら、据え置きの標準構成(本体+L-200+椅子+ヘッドホン)から始めるのがいちばん失敗しません。卓上でとりあえずなら椅子+ヘッドホンだけ、クラシックを本気で弾くならペダルを追加──です。あとはペダルがL-200ありき、という1点だけ忘れずに。
そもそもP-225が買う価値のある一台かどうかは、実機を辛口に検証したレビューでまとめています。最終確認にどうぞ。
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【辛口】YAMAHA P-225レビュー|評判・口コミの真偽を実機検証
ここまで読んだあなたなら、もう”何を買えばいいか”で迷いません。あとはカラー(ブラック/ホワイト)と在庫を確認するだけ。下のボタンから今の価格をどうぞ。
