Yamaha YDP-S35 vs P-225|どっちを買うべきか徹底比較

YAMAHA-YDP-S35

「YDP-S35とP-225、どっちにしようか…」と悩んでいる、あなたへ。同じヤマハの電子ピアノでも、この2機種はそもそも設計思想がまったく違います。まずそこを知らないと、スペックだけ比べて後悔することになりかねません。

据え置きでどっしり使いたいのか、持ち運びも視野に入れたいのか。鍵盤タッチに何を求めるか。Bluetoothやアプリ連携をどれくらい使うか。この記事では、そういった「自分に合った選び方」の判断軸を、細かいスペック比較と一緒にわかりやすく整理しています。

読み終わるころには、あなたが選ぶべき一台がはっきりしているはずです。

この記事のポイント
  • YDP-S35は据え置き型スリムデザイン、P-225は持ち運びできるポータブル型——そもそも使い方が違う
  • 鍵盤はYDP-S35がGHS、P-225が新開発GHC。静粛性と弱音表現はGHCが上
  • 音源はどちらもCFXサンプリング+VRM Lite搭載。ただし音色数はP-225が圧倒的に多い(24色 vs 10色)
  • P-225だけの強み:Bluetoothオーディオ、Rec’n’Shareアプリ連携、2WAYスピーカー
  • 「自宅固定派」ならYDP-S35、「持ち運び・多機能派」ならP-225が正解

目次

YDP-S35とP-225、根本的な違いはここ

この2機種、同じヤマハのエントリー〜ミドルクラスに見えますが、そもそも「どんな人に向けて作られているか」がまったく違います。比較の前に、この前提を押さえておくとスッキリします。

項目YDP-S35P-225
タイプ据え置き型(ARIUSシリーズ)ポータブル型(Pシリーズ)
鍵盤GHS鍵盤GHC鍵盤(新開発)
音色数10音色24音色
音源CFXサンプリング+VRM LiteCFXサンプリング+VRM Lite
スピーカー8W×2(フルレンジ)7W×2(2WAYシステム)
Bluetoothなしオーディオ入力あり
質量37.0kg11.5kg
スタンド一体型(別途不要)別売り(L-200)
市場価格目安約96,800円約68,200円(本体のみ)
※価格は時期や販売店により変動します。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

こうして並べると、単純に「どっちが上か」という話じゃないことがわかりますよね。それぞれの詳細をここから掘り下げていきます。

デザインと設置場所:「置き方」で選ぶなら最重要

YAMAHA-YDP-S35

YDP-S35は、ヤマハの据え置き型「ARIUS(アリウス)」シリーズのスリムタイプです。奥行きがわずか296mmと非常にコンパクトで、鍵盤蓋を閉じると天板がフラットになる設計。ピアノを弾かない時間帯でも、まるで家具のように部屋に馴染んでくれます。

カラーはホワイトアッシュ調・ブラックウッド調・ホワイトウッド調の3種類。リビングや寝室のインテリアに合わせて選べるのも、据え置き型ならではの楽しみです。ただし、転倒防止金具を装着すると奥行きが366mmになるので、設置スペースの計測時には注意してください。

一方、P-225は「Pシリーズ」のポータブル型電子ピアノで、最大の魅力は圧倒的な軽さにあります。幅1,326mm、高さ129mm、奥行き272mmとコンパクトなボディに加え、質量はわずか11.5kg。これ、どのくらい軽いかというと、一般的なスーツケースと同じくらいのイメージです。

リビングから寝室へ移動するのも手軽だし、スタジオやレッスン室、ライブハウスへ持ち運ぶことだって現実的。デザインはブラックとホワイトの2色展開で、余計な装飾を排したシンプルな形状はどんな環境にもフィットします。

デザイン・設置でどちらを選ぶか
  • YDP-S35が向いている人:自宅の特定の場所に固定設置したい、インテリアにこだわりたい、奥行きが限られたスペースに置きたい
  • P-225が向いている人:部屋間で移動させたい、外にも持ち出したい、スタンドなしで使いたいシーンもある

なお、P-225は本体のみの販売が基本で、スタンドや3本ペダルユニットは別売りです。これについては後の「費用対効果」のセクションで詳しく触れます。

鍵盤アクションの違い:GHSとGHC、どちらが弾きやすいか

電子ピアノ選びで「鍵盤タッチ」は正直、一番気になるポイントですよね。YDP-S35は「グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤」、P-225は新開発の「GHC(グレードハンマーコンパクト)鍵盤」を採用しています。どちらも低音域で重く、高音域で軽くなるグラデーション構造で、アコースティックピアノのタッチ感を再現しているのは共通です。

ではGHSとGHCで何が違うのか。一番わかりやすい違いは「静粛性」と「弱音の出しやすさ」です。

GHC鍵盤はGHS鍵盤に比べて、鍵盤を打鍵したときの動作音が大幅に静かです。夜間にヘッドホンで練習することが多い方には、これはかなり大きなメリット。「タッタッ」という打鍵音が気になる環境でも、GHCならずっとマシです。

また、P-225のGHC鍵盤は「引き始めが軽く、押し込むにつれて重くなる」という特性があります。これにより鍵盤の動きをコントロールしやすく、特に弱い音(pp〜ppの繊細な表現)が出しやすいと言われています。ピアニッシモを丁寧に弾きたい方には、GHCの方が表現しやすいかもしれません。

一方で気になる点もあります。GHC鍵盤は底打ち時にやや硬い感触があるという声もあります。プラスチックがプラスチックに当たるような感触と表現されることもあり、この点がGHS鍵盤と比べてどう感じるかは個人差があります。鍵盤のストロークもGHCは約10mmと若干浅めなので、「どっしりと押し込む感覚」を求める方は要注意です。

ピア憎

「GHSとGHCの重さって実際どのくらい違うの?」という疑問、私もよく聞きます。実際のところ、タッチの「重さ感」という点では両者に大きな差はほとんど感じられないとの意見が多いです。むしろ差が出るのは、静粛性と底打ちの感触、弱音の扱いやすさ、といったニュアンス部分です。

ちなみに、GHS・GHC両方よりも上位の鍵盤を求めるなら、ARIUSシリーズのYDP-S55やYDP-165に搭載されている「GH3鍵盤」が選択肢になります。GH3は鍵盤ごとにセンサーが3つあり、トリルや装飾音符など高速の同音連打に強いという大きな利点があります。GHSは2センサーのため連打性能ではGH3に譲ります。本格的なクラシック演奏を目標にしている方は、このあたりも視野に入れてみてください。

比較ポイントYDP-S35(GHS鍵盤)P-225(GHC鍵盤)
グラデーション加重あり(低音重く・高音軽く)あり(低音重く・高音軽く)
ストローク標準(約12mm前後)やや浅め(約10mm)
静粛性標準大幅に静か
弱音の表現標準的弱音が出しやすい
底打ち感触標準的やや硬め(個人差あり)
連打性能標準(2センサー)標準(同等)
鍵盤素材樹脂製樹脂製
※ストローク数値は参考値です。モデルごとに若干異なる場合があります。

どちらの鍵盤も「この価格帯としては十分な弾き心地」と評価されています。「アコースティックピアノそのものの感触」を求めるなら20万円以上のクラビノーバ等が候補になりますが、YDP-S35・P-225の価格帯では、どちらも及第点以上のタッチを提供してくれます。

音源と音色:どちらの「音」が好みか

音源については、YDP-S35もP-225も「ヤマハの最高峰コンサートグランドピアノ CFXをサンプリングした音源」を核にしています。CFXは国際コンクールでも使われる楽器で、その音の煌びやかさと力強い低音は折り紙付き。どちらを買っても、ヤマハのトップクラスのピアノ音が手に入ります。

さらに、両機種ともにVRM Lite(バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト)を搭載しています。これはグランドピアノで弦の振動が他の弦や響板に伝わる複雑な共鳴を再現する技術で、鍵盤の押し方やペダルの踏み具合によってリアルタイムに響きが変化します。「鍵盤を弾いた後のあの音の広がり方」がぐっと本物らしくなるイメージです。

ヘッドホン使用時には、両モデルとも「ステレオフォニックオプティマイザー」が働き、まるで本物のピアノの前に座って弾いているような音の広がりを再現してくれます。また「インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)」機能が、音量に応じて自動的に高音・低音のバランスを補正するので、深夜の小音量練習でも音が貧弱に聞こえません。

VRM Liteって何?

アコースティックピアノでは、ある鍵盤を弾くと他の弦も微妙に共鳴して「倍音の広がり」が生まれます。これを電子的にシミュレートする技術がVRM。ペダルの踏み込み深さや鍵盤を離すタイミングによって共鳴が変化するため、「弾くたびに音が変わる」生ピアノの感覚に近づきます。

音色数の差が出るのはここからです。YDP-S35が全10音色(ピアノ、エレクトリックピアノ、パイプオルガン、ビブラフォン、ストリングスなど)なのに対し、P-225は全24音色と倍以上のバリエーションがあります。オルガン、エレピ、クラビといった音色の質が高く、クラシック以外のジャンルを弾きたい方にはP-225の音色の豊かさが刺さります。

「音源の真面目さ」という観点では、P-225の音は「堅実に作り込まれた電子ピアノサウンド」という評価がよくあります。音程方向の解像度が高く、中音域以上では1鍵盤ごとに独立したサンプルが収録されているのが特徴です。一方で、強弱の段階数については2段階(強打・通常)と多くはないため、「フォルテとピアノの間の微妙なグラデーション」を内蔵音源だけで表現しきるには若干の限界もあります。

もちろん、日常的な練習やアマチュア演奏の範囲では、どちらの音源も十分以上の質感です。「もっと細かい音の強弱を突き詰めたい」という場合は、USB経由でDAWのソフトウェア音源を使う方法もあります(P-225ならPCへのMIDI接続も簡単です)。

スピーカー:2WAYと内向きの違いが音の広がりに影響する

YAMAHA-YDP-S35

スピーカー構成は、この2機種で結構差があります。YDP-S35は8W×2のシンプルなフルレンジスピーカーです。日常の練習には十分な音量と音質ですが、ARIUSシリーズのスリムタイプにはトーンエスケープメント機能(背面への音の抜け)がないため、音の立体的な広がりという点では少し控えめです。

P-225は7W×2(出力はやや小さい)ながら、楕円スピーカー(12cm×8cm)×2と5cm×2を組み合わせた2WAYスピーカーシステムを採用。前面だけでなく背面にもスピーカーが配置されており、演奏者に向かって音が包み込むような立体感を生み出します。「縦にも横にも広がっているような感じ」「全体的にサラウンドっぽい自然さ」という評価がよく見られます。

とはいえ、P-225の内蔵スピーカーも万能ではありません。広い部屋での演奏や、よりリッチなサウンドを求める場合には外部スピーカーへの接続を検討するのが現実的です。YDP-S35も同様で、どちらもヘッドホン使用や個人練習の範囲では申し分ないレベルです。

注意点

YDP-S35のスリムタイプにはトーンエスケープメント(背面から音が抜ける構造)が搭載されていません。「ピアノらしい音の奥行き感」を内蔵スピーカーで追求したいなら、P-225の2WAYシステムの方が有利です。

機能と練習ツール:どちらが「使える」か

練習ツールという観点では、2機種とも共通の強みがあります。無料アプリ「スマートピアニスト」に対応しており、スマホと接続すれば音色切り替え、メトロノーム設定、内蔵曲の楽譜表示などが直感的に操作できます。内蔵曲は合計353曲(クラシック名曲50曲+バイエル・ブルグミュラー・チェルニー・ハノンなど教本から303曲)とボリューム満点。初心者の練習環境としては文句ない充実度です。

両モデルとも備えている機能:

YDP-S35・P-225 共通の主な機能
  • スマートピアニストアプリ対応(有線USB接続)
  • 内蔵曲353曲(クラシック50+教本系303曲)
  • 録音・再生機能(1曲、左右パート別録音対応)
  • デュオ機能(鍵盤を左右に分割して2人で演奏)
  • ヘッドホン端子×2(先生と生徒で同時使用可能)
  • USB TO HOST端子(MIDIデータ送受信、PC接続)
  • ステレオフォニックオプティマイザー(ヘッドホン時の音の広がり再現)
  • インテリジェント・アコースティック・コントロール(音量別EQ自動補正)

ここからはP-225だけが持つ機能の話になります。

Bluetoothオーディオ機能が一番大きな差です。スマホやタブレットから好きな音楽をP-225のスピーカーに飛ばして、一緒に弾ける。YouTubeのレッスン動画を再生しながら練習できる。ケーブル不要で音楽が鳴らせるって、毎日の練習モチベーションに意外と効いてくるんですよね。

Rec’n’Shareアプリとの連携も、P-225の独自機能です。演奏の録音はもちろん、スマホで動画撮影・編集・SNSへのアップロードまで一気にできるアプリで、自分の演奏を手軽に記録・シェアしたい方には便利です。

音色面では、P-225はデュアルモード(2つの音色を重ねて同時に鳴らす)にも対応しています。ピアノ+ストリングスを重ねたりと、表現の幅が広がります。

ペダルについても少し補足を。P-225は対応のオプションペダル(FC3Aなど)を使うと、踏み込み量を約80段階で連続的に送信できます。微妙なハーフペダル操作が弾き分けられるため、より繊細なペダル表現を追求したい方にはうれしい仕様です。ペダル選びや設定についてはP-225ペダル完全ガイドでも詳しく解説していますよ。

接続性:外部機器との連携で広がる使い方

外部機器との接続という観点では、2機種の差がよりはっきり出ます。

YDP-S35は、ヘッドホン端子(ステレオ標準フォーン×2)とUSB TO HOST端子を搭載しています。USB TO HOSTを使えばPCに繋いでMIDIキーボードとして使ったり、楽譜作成ソフトに演奏を直接入力したりといったことができます。ただし、無線接続には非対応。スマートピアニストアプリを使うにも、USBケーブルが必要です(iOSデバイスとの接続には変換アダプターが別途必要な場合があります)。

P-225も同じくヘッドホン端子×2とUSB TO HOST端子を備えています。PC接続でMIDIとUSBオーディオの両方を一本のケーブルでやりとりできる点も便利です。P-225でのMIDI接続・DAW活用についてはYAMAHA P-225のMIDI接続ガイドでさらに詳しく解説しているので、DTMや音楽制作に興味がある方はそちらもぜひ。

そしてP-225の大きな強みが、Bluetoothオーディオ機能の内蔵です。スマホの音楽をケーブルなしでP-225のスピーカーから鳴らせるため、練習環境がグッとスマートになります。ただし注意点として、P-225は電源をONにして初めてPCにMIDIデバイスとして認識されます。DAWソフトの起動順序によっては、P-225の電源を先に入れてからソフトを立ち上げる必要がある場合があります。

接続性まとめ
  • YDP-S35:ヘッドホン×2、USB TO HOST(MIDI)。無線接続なし
  • P-225:ヘッドホン×2、USB TO HOST(MIDI+USBオーディオ)、Bluetoothオーディオ入力。現代的な使い方にフル対応

費用対効果:本体価格だけで比べると痛い目を見る

価格の話は、少し丁寧に整理する必要があります。「P-225の方が安い」と思って購入すると、後でオプション費用に驚くことがあるので。

YDP-S35の市場価格目安は約96,800円。ただし、これにはスタンドと3本ペダルが最初から含まれています。追加で必要なのはイスとヘッドホンくらいで、初期費用の見通しが立てやすいです。本体質量37.0kgと重いため、2階以上への配送や設置には業者への依頼を検討するのが安心です。

P-225の本体価格目安は約68,200円と安く見えますが、実際に「ちゃんと使える環境」を整えようとすると話が変わります。

P-225で自宅据え置き環境を整える場合の追加費用(目安)
  • 専用スタンド L-200:約10,000〜12,000円前後
  • 3本ペダルユニット LP-1:約10,000〜11,000円前後
  • 合計:約20,000〜23,000円の追加費用が発生

つまり「スタンド+ペダル込みで自宅に据え置く」なら、P-225の総費用はYDP-S35に近いか、場合によっては上回ることもあります。価格だけで判断するのは少し危険です。

逆に言えば、「本体だけでいい。テーブルの上に置いて弾く」「スタジオやライブで使うので持ち運び優先」という使い方なら、P-225の本体価格の安さは純粋なメリットになります。

また、もし「ピアノタッチにもっとこだわりたい」という場合は、YDP-S35から少し予算を上げてYDP-S55(GH3鍵盤搭載)も選択肢に入ります。鍵盤の連打性能と象牙調鍵盤の感触が加わり、クラシックの練習には明らかな差が出ます。


結論:あなたに合う電子ピアノはどっち?

YAMAHA-YDP-S35

ここまで比較してきた内容を踏まえて、「自分はどちらを選ぶべきか」をシンプルに整理します。

YAMAHA-YDP-S35
YDP-S35が向いている人
  • 自宅の決まった場所に固定設置して使いたい
  • インテリアになじむデザインや部屋との調和を重視する
  • スタンドや3本ペダルが最初から付いている方が安心
  • 主にヘッドホンで練習することが多い
  • BluetoothやSNS連携などの機能はそこまで使わない
  • シンプルな据え置き機として長く使い続けたい
P-225が向いている人
  • 部屋間の移動や外への持ち出しがあるかもしれない
  • スタジオ・レッスン・ライブなど複数の場所で使いたい
  • Bluetoothで音楽を流しながら弾きたい
  • 24音色でいろんなジャンルを楽しみたい
  • 夜間の静かな打鍵音を重視する(GHCの高い静粛性)
  • Rec’n’Shareで演奏を記録・SNSに投稿したい
  • PCでのDAW制作にも活用したい

ひと言でまとめると、「場所を変えない、シンプルに弾く派」ならYDP-S35、「場所も使い方も柔軟に広げたい派」ならP-225です。

ピア憎

私がよく受ける相談として「一人暮らしで部屋が狭い」「将来引っ越す可能性がある」という方がいます。そういう場合、P-225の軽さと移動しやすさは長い目で見てかなり役立ちます。ピアノって引っ越しのたびにどうするか悩む荷物の筆頭ですしね。

両機種とも、音源・練習ツール・基本的な接続性はしっかり揃っているので、どちらを選んでも「買って後悔した」とはならないはずです。あとは「自分の使い方」に正直に選ぶだけ。

P-225のさらに詳しいレビューや実際の音色評価については、YAMAHA P-225の本音レビュー記事もあわせて読んでみてください。YDP-S35の口コミや他ユーザーの評価が気になる方はYDP-S35口コミ徹底分析も参考になります。


よくある疑問:気になるポイントをQ&Aで解決

YDP-S35とP-225はどちらも初心者に向いていますか?

どちらも初心者に十分おすすめです。共通して303曲の教本系練習曲が内蔵されており、スマートピアニストアプリで楽譜を見ながら練習できます。「自宅固定でじっくり」ならYDP-S35、「使い方をいろいろ試したい」ならP-225がなじみやすいかと思います。

P-225はスタンドなしで使えますか?

テーブルや机の上に置いて使うことは可能です。ただし、鍵盤の高さやペダルの安定感を考えると、専用スタンドL-200と3本ペダルユニットLP-1を揃えた方が演奏しやすくなります。持ち運び専用なら本体だけでも問題ありません。

YDP-S35にもVRM Liteは搭載されていますか?

はい、YDP-S35にもVRM Lite(バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト)は搭載されています。CFXサンプリング音源と組み合わさることで、グランドピアノらしい豊かな共鳴感が得られます。P-225との差は音色数やBluetoothなどの機能面にあり、VRM Lite自体はどちらも備えています。

GHS鍵盤とGHC鍵盤、どちらがアコースティックピアノに近いですか?

タッチの「重さ」という点では大きな差は感じにくいとされています。ただし、よりアコースティックピアノらしい「どっしりとした押し込み感」を求めるなら、ストロークの深いGHS鍵盤やさらに上位のGH3鍵盤(YDP-S55・YDP-165搭載)の方が近い感触があります。GHC鍵盤は弱音の表現と静粛性に優れており、用途によって評価が分かれます。

P-225はBluetoothでスマートピアニストアプリに接続できますか?

スマートピアニストアプリとの接続は、P-225ではUSBケーブル(有線)が基本となります。P-225のBluetooth機能は「オーディオ入力」専用で、スマホの音楽をP-225のスピーカーで鳴らすためのものです。アプリ操作にはケーブルが必要な点は覚えておいてください。なお、P-145 BTなど別モデルにはBluetooth MIDI対応機種もあります。


YDP-S35 vs P-225:スペック早見まとめ

最後に、比較のポイントをまとめて整理しておきます。

比較ポイントYDP-S35P-225
タイプ据え置き型(ARIUSシリーズ)ポータブル型(Pシリーズ)
スタンド・ペダル一体型(最初から付属)別売り(L-200・LP-1)
質量37.0kg11.5kg
鍵盤GHS鍵盤(88鍵)GHC鍵盤(88鍵・新開発)
鍵盤の静粛性標準高い(夜間練習に有利)
音源CFXサンプリング+VRM LiteCFXサンプリング+VRM Lite
音色数10音色24音色
スピーカー8W×2(フルレンジ)7W×2(2WAY・前面+背面)
Bluetoothオーディオなしあり(オーディオ入力)
Rec’n’Shareアプリ非対応対応
デュアルモードなしあり
スマートピアニスト連携対応(USB有線)対応(USB有線)
USB TO HOSTあり(MIDI)あり(MIDI+USBオーディオ)
内蔵曲数353曲353曲
市場価格目安約96,800円(スタンド・ペダル込み)約68,200円(本体のみ)
※価格は時期・販売店により変動します。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

どちらも「ヤマハの電子ピアノとしての基本品質」はしっかり確保されています。あとは自分の生活スタイルとどちらがフィットするかで、選択肢が決まるはずです。

ちなみに、P-225について「P-145と何が違うの?」という疑問がある方は、P-225とP-145の違いを比較した記事も参考にどうぞ。価格差に見合う違いがあるかどうか、ポイントを整理しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次