「電子ピアノ、カワイとローランドどっちがいいんだろう?」って悩んでいる方、多いですよね。どちらも国内トップクラスのメーカーだからこそ、違いがわかりにくくて迷ってしまうんだと思います。
この記事では、カワイとローランドの電子ピアノについて、鍵盤のタッチ感・音質・価格帯・機能性・デザインといった6つの観点から徹底比較します。「自分にはどっちが合うのか」がこの記事を読めばわかるよう、判断基準まで丁寧に解説しますね。
カワイは生ピアノに近い鍵盤のタッチ感と音色に定評があって、アコースティックピアノの経験がある方にとくに人気です。一方のローランドは先進的な電子技術による多彩な機能と音源の再現性が際立っていて、デジタルの利便性を活かしたい方におすすめですよ。どちらを選ぶかは「何を重視するか」次第なので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
- 各メーカーの得意分野:カワイはアコースティックピアノの伝統に基づいた鍵盤タッチと音色、ローランドは電子楽器専門メーカーとしての多機能性と音源再現性に強みがある
- 鍵盤の感触と構造:カワイは木製鍵盤やシーソー式構造で生ピアノに近い打鍵感、ローランドはハイブリッド鍵盤やエスケープメント機能で多様なタッチ感と細かな調整ができる
- 音質とデジタル機能:ローランドは世界的なグランドピアノの音源サンプリングや豊富な音色・Bluetooth連携が充実、カワイは深みのある低音とキラキラした高音が特徴的な音色を提供する
- 選定のポイントと推奨:総合的な機能面ではローランドが優位とされることが多いけど、最終的には予算・デザイン・試弾による個人の好みや演奏スタイルで選ぶのが大事
電子ピアノ比較:カワイとローランドの選び方

- ピアノ選びの重要ポイントとは
- 鍵盤タッチの好みと材質の違い
- 音質の違いとメーカーの個性
- 予算に応じた価格帯の比較
- 便利機能とBluetoothの活用
- 部屋に馴染むデザインを重視
ピアノ選びの重要ポイントとは
電子ピアノを選ぶとき、まず何を基準にすればいいか迷う人は多いですよね。電子ピアノは、音量調整ができてヘッドホンをつければ周囲に気兼ねなく練習できるし、調律も不要で維持費は電気代だけ。コンパクトで軽量なモデルも多く、設置場所を選ばないのも大きな魅力です。
ただ、「なんとなくピアノが欲しい」という気持ちだけでは、後から「こんなはずじゃなかった」ってなりやすいかも。大事なのは、使用目的を最初に明確にすることです。これから習い始める子ども用なのか、大人が趣味として楽しむためなのかによって、選ぶべき電子ピアノはかなり変わってきます。本格的なレッスンを想定しているなら、アコースティックピアノに近いタッチ感や表現力が求められます。一方で、気軽に楽しみたいだけなら、持ち運びやすさや多機能性のほうが大事になることもあります。
目的が決まったら、次は具体的なスペックの比較です。鍵盤のタッチ感、音質、スピーカーの数、同時発音数、搭載されている機能など、多角的に検討してみましょう。価格だけで選ぶと思わぬ後悔につながることもあるので、たとえ安価なモデルでも、自分の希望条件をクリアしているか確認するのが大事ですよ。
最終的には、実際に楽器店へ足を運んで試弾してみることが、長く愛用できるピアノと出会う一番確実な方法だと思います。店員さんの説明を聞くだけでなく、自分の手で鍵盤に触れて、音色を耳で確かめてみてください。数値やスペック表ではわからないフィーリングが、実は一番大切な判断材料になりますよ。
鍵盤タッチの好みと材質の違い
電子ピアノ選びで、鍵盤のタッチ感は演奏の質に直結する超重要なポイントです。本物のピアノみたいな感触を求める人もいれば、軽めのタッチで気軽に楽しみたい人もいますよね。鍵盤のタッチ感は、主にその材質や構造によって決まります。
一般的に、電子ピアノの鍵盤は樹脂製が多いです。比較的軽くて、安価なモデルに採用される傾向があります。ただ最近は、電子ピアノでも木材を使った鍵盤が増えてきていて注目すべきポイントです。木製鍵盤はアコースティックピアノに近い重厚な弾き心地を提供してくれて、より本格的な演奏表現ができますよ。中には樹脂と木材を組み合わせた「ハイブリッド鍵盤」を採用しているモデルもあって、木材の質感と樹脂の耐久性を両立させていたりします。
カワイの電子ピアノは、鍵盤へのこだわりが業界内でも特に強いメーカーです。多くのモデルで白鍵だけでなく黒鍵も木製鍵盤を採用しているのはカワイならではの特徴で、より本物のピアノに近い自然な打鍵感を実現しています。CN201のように樹脂製であっても、しっかりとした重さを感じさせる鍵盤はピアノを弾く感覚に近いという評価があります。
一方でローランドの電子ピアノは、PHA-4スタンダード鍵盤やPHA-50鍵盤といったハイブリッド鍵盤を搭載するモデルが多いです。重さがあるものの鍵盤の戻りが早いため、速いパッセージでもしっかり追従してくれる特徴があります。打鍵感はカワイのほうがより生ピアノに近いという評価が多いので、そこが最優先事項なら要チェックです。
鍵盤の重さ・打鍵後の戻りの速さ・指に吸い付くような触り心地は、実際に試弾して初めてわかるものです。また、ローランドの多くのモデルでは100段階もの細かなタッチ感調整が可能で、弾き手の好みに合わせた設定ができるのも魅力のひとつ。「弾いていて気持ちいいか」という感覚は絶対に自分で確かめてみてほしいポイントですね。
音質の違いとメーカーの個性
電子ピアノの音質は、メーカーごとの個性や技術が色濃く出る部分です。主に採用されている音源方式とスピーカーの数によって大きく変わってきます。
多くの電子ピアノでは、アコースティックピアノの音を録音した「PCM音源」が使われています。88鍵分の音だけでなく、強弱や弦の減衰過程まで録音することで自然な音を再現する技術です。最高級グランドピアノの音源をサンプリングしたモデルもあって、その再現度は日々進化しています。一方、「物理モデル音源(DSP音源)」という方式もあって、演算処理によって仮想的にアコースティックピアノの音を再現します。音の鳴り方全体をより自然に作り出すことが得意な方式ですよ。
カワイの電子ピアノは、「深みのある低音」と「キラキラとした高音」が特徴として挙げられます。たとえばCN201には、数々の国際ピアノコンクールで評価されるフルコンサートピアノ「SK-EX」の音源が搭載されていて、豊かな響きと繊細な表現力が多くのユーザーから支持されています。全体的に落ち着いた、きれいな印象の音色ですね。暖かみがあって柔らかい音が好きな方には、「カワイトーン」と呼ばれるこの音色がとても合いやすいかなと思います。
一方のローランドは、電子楽器専門メーカーとして音源技術に特に力を入れています。「スーパーナチュラル・ピアノ音源」は音の厚みと豊かな響きが特徴で、伸びやかな表現力に定評があります。スタインウェイやベーゼンドルファーといった世界三大ピアノメーカーのグランドピアノの音を参考にしている点も興味深いポイントです。高音がキンキンせず耳が疲れにくい音質なので、長時間の練習にも向いています。鍵盤を弾いたときのハンマーの動き・弦の振動・響板の響きといった生ピアノの音の生成プロセスをデジタルでシミュレートすることで、よりリアルな響きを実現しているんです。
スピーカーの数も音質に大きく影響します。スピーカーが多いモデルほど音に立体感が生まれて、より臨場感のある演奏を楽しめますよ。どちらのメーカーの音が「良い」と感じるかは個人の好み次第なので、ぜひ楽器店で弾き比べて、自分の耳で確かめてみてください。「好きだな」と感じる音を選んだほうが、長く楽しく弾き続けられますよ。
予算に応じた価格帯の比較
電子ピアノ選びで予算は大事な要素ですよね。価格帯によって性能や機能はかなり変わってくるので、自分のニーズと照らし合わせながら検討してみましょう。なお、カワイ・ローランド以外のメーカーとも含めて比較したい場合は、ヤマハ・カワイ・ローランド3社比較の記事も参考にしてみてください。
まず、5万円〜10万円台の電子ピアノは入門モデルやエントリーモデルです。卓上タイプやスタンドと一体になった据え置き型が含まれます。音源や鍵盤のタッチ感は上位モデルより控えめな傾向にありますが、気軽にピアノを始めたい方やコンパクトさを重視する方には十分な選択肢です。カシオのPX-770やコルグのB2N、ローランドのFP-10などがこの価格帯に該当します。ローランドのRP701やカワイのCN201も10万円台のエントリーモデルとして人気がありますよ。
15万円〜20万円台になると、よりピアノらしい表現ができるモデルが増えてきます。一部のモデルで木製鍵盤が採用されはじめ、音源の種類も増えて弾き心地や音質の向上が期待できます。ヤマハのクラビノーバシリーズやローランドのHPシリーズなど、各メーカーの主力ブランドの入門クラスがこのゾーン。レッスンに通う子ども用や、最低限のピアノらしい表現力を求める大人の方には、この価格帯がとくにおすすめですよ。
20万円以上、とくに25万円以上の高価格帯になると、電子ピアノの性能は格段にアップします。スピーカーが4〜8つに増えて音に深みと立体感が生まれ、鍵盤は基本的に木製になってアコースティックピアノに近いリアルなタッチ感を実現します。これにより、レッスンで求められる音色変化や強弱表現を自宅でも十分に練習できますよ。ローランドのLXシリーズやカワイのCAシリーズの上位モデルがこれに該当し、本格的な演奏を追求したい方に最適な選択肢です。
便利機能とBluetoothの活用
現代の電子ピアノは、ピアノの音を出すだけでなく、多様な便利機能を搭載しています。これらの機能が、練習を効果的にサポートして音楽体験を豊かにしてくれます。
とくに注目したいのが「Bluetooth接続機能」です。スマートフォンやタブレットと無線で接続できて、お気に入りの曲やオンラインレッスン動画を電子ピアノ本体のスピーカーから再生しながら演奏を楽しめます。ローランドのRP701は、このBluetoothオーディオ機能が好評で、同社の無料アプリ「Roland Piano App」と連携すれば、音あてゲームや内蔵曲の譜面表示・自動記録機能などを活用して、楽しみながら効果的にスキルアップできますよ。
他にも練習に役立つ機能はたくさんあります。メトロノーム機能は正確なテンポ感を養うのに役立つし、録音機能は自分の演奏を客観的に振り返れるので改善点を見つけやすいです。オルガン・ストリングス・ハープシコードなど、様々な楽器の音色を切り替えて演奏できる機能も、表現の幅を広げて飽きずに練習を続けるきっかけになりますよ。
電子ピアノ最大のメリットとも言えるのが「ヘッドホンでの練習が可能」という点です。早朝や深夜でも周囲を気にせず集中して練習に打ち込めるのは、とくに集合住宅に住む人にとって不可欠な機能ですよね。アンプ出力の大きいモデルであれば、ヘッドホン使用時でも音質や表現の幅が損なわれにくいので、ヘッドホン練習をメインにする場合はこの点もチェックしてみてください。
部屋に馴染むデザインを重視
機能性や演奏性はもちろん大事ですが、意外と見過ごされがちなのが「デザイン」ですよね。電子ピアノは一度部屋に置くと、かなりの存在感を持つ家具の一部になります。だから、部屋の雰囲気にマッチしたデザインを選ぶのは、日々の暮らしに音楽を溶け込ませるうえで大切なことだと思います。
見た目が気に入らないピアノを選んでしまうと、部屋に置いたときに違和感を感じて、結果的に演奏意欲が下がってしまうこともあるかも。逆に「見た目が好き」と感じるピアノであれば、ふとした瞬間に弾きたくなって、自然と楽器に触れる時間が増えて上達につながるという声もありますよ。長く付き合うパートナーを選ぶような感覚で、愛着の持てる一台を見つけてほしいですね。
ローランドの電子ピアノは、デザイン性の高さに定評があります。デザイン賞を多数受賞したモデルと共通のデザインを採用していて、モダンでスタイリッシュな印象の製品が多いです。ダークローズウッド調・ライトオーク調・ホワイトといった豊富なカラーバリエーションが揃っていて、様々な部屋のインテリアに自然に溶け込みますよ。ライトオーク調仕上げは、木目のオークにグレージュを組み合わせたもので、フローリングの部屋に置くとより美しさが際立つとされています。
一方のカワイの電子ピアノも、シンプルながら高級感のあるデザインが特徴です。木目調の色合いが部屋に馴染むというユーザーの声もあります。コンパクトでスリムなモデルを選べば、スペースが限られた部屋でも圧迫感なく設置できるので、デザインだけでなくサイズ感も重要なポイントですよ。購入前に設置予定の場所をイメージして、自宅のインテリアとの調和を具体的に考えてみてください。
カワイとローランド:電子ピアノの特性比較

- カワイの鍵盤と響きの特徴
- ローランドの音源と多機能性
- コストパフォーマンスの優位性
- 実際に弾いて確かめる音色の好み
- 長く使うための耐久性評価
- 購入前に考えるべき注意点
- 電子ピアノ:カワイとローランド、あなたに合うのはどっち
カワイの鍵盤と響きの特徴
カワイは、ヤマハと並ぶ国内大手ピアノメーカーです。長年培ってきたアコースティックピアノ製造の技術を電子ピアノにも惜しみなく投入していて、とくに「鍵盤」と「音の響き」においてそのこだわりがよく伝わってきます。
鍵盤については、白鍵だけでなく黒鍵も木製鍵盤を採用しているモデルが多いのがカワイの大きな特徴です。他の多くのメーカーが白鍵のみを木製とする中で、この技術はカワイの鍵盤への強いこだわりを示しています。これによって、より均一で本物のピアノに近い重厚感のある打鍵感を実現しているんですね。CAシリーズのモデルには、グランドピアノと同じ「シーソー式木製鍵盤グランド・フィール・アクション」が搭載されていて、グランドピアノと遜色のない弾き応えを目指しています。
音の響きに関しては、カワイが世界に誇るフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」の音源を搭載しているモデルが多数あります。SK-EXはショパン国際コンクールをはじめとする数々の国際ピアノコンクールで活躍するモデルで、世界中のピアニストから高く評価されています。カワイの音色は「深みのある低音とキラキラとした高音」が特徴で、繊細なピアニシモから壮大なフォルテシモまで幅広いダイナミックレンジで表現豊かに演奏できます。「カワイトーン」とも呼ばれる暖かみのある柔らかい音色は、落ち着いた音色を求める方にとくに好まれる傾向があります。さらに独自の静音構造により、鍵盤を叩く際のカタカタ音を抑えていて、ヘッドホン使用時でも集中して練習できる点も魅力ですよ。
カワイの電子ピアノについてより詳しく知りたい方は、カワイ電子ピアノ完全ガイドも参考にしてみてください。機種ごとの違いや選び方のポイントをまとめています。
ローランドの音源と多機能性
ローランドは1972年に創業した電子楽器専門メーカーで、日本で初めて電子ピアノを開発したパイオニア的存在として知られています。その歴史の中で培われた技術は、とくに「音源」と「多機能性」においてローランドの電子ピアノの大きな強みになっています。
ローランドの電子ピアノは、「スーパーナチュラル・ピアノ音源」という独自の音源技術を搭載している点が大きな特徴です。音の厚みと豊かな響きに定評があって、伸びやかで表現力豊かな音色を生み出します。鍵盤を弾いたときのハンマーが弦を叩く動き・弦の振動・響板に音が伝わる一連のプロセスをデジタルで緻密にシミュレートすることで、よりリアルな音の生成と響きを実現しているんですね。高音が耳にキンキン響かず、長時間の練習でも疲れにくいバランスのとれた音質が好評です。
多機能性もローランドの魅力です。Bluetooth接続機能が多くのモデルに標準搭載されていて、スマートフォンやタブレットとの無線連携を実現しています。お気に入りの音楽をピアノのスピーカーから再生しながら演奏したり、オンラインレッスンに活用したりと、練習の幅が大きく広がりますよ。無料アプリ「Roland Piano App」を活用すれば、音あてゲームや譜面表示・演奏の自動記録を通じて楽しく効果的にスキルアップできます。内蔵曲数も300曲以上と豊富で、クラシックの名曲から子どもに人気の曲まで幅広く収録されています。操作パネルは日本語表示対応で、アイコン表示のボタンも配置されているので、初心者や子どもでも直感的に使いやすいのも助かりますね。
ローランドの電子ピアノのラインナップや選び方については、ローランド電子ピアノ完全ガイドにくわしくまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。
コストパフォーマンスの優位性
価格と性能のバランス、つまりコストパフォーマンスは多くの方が重視するポイントですよね。カワイとローランドは、それぞれ異なるアプローチで優れたコスパを提供しています。
ローランドの電子ピアノは全体的にコスパが高いという評価を受けることが多いです。とくに10万円前後のエントリーモデルでその優位性が顕著で、たとえばローランドのRP701はこの価格帯でありながら、グランドピアノ特有の繊細なタッチ感を再現する「エスケープメント機能」を搭載し、最大同時発音数256音以上という高性能を誇ります。より高価格帯のモデルに搭載されることが多いこれらの機能を手頃な価格で提供している点は大きな魅力ですよ。3万円台からのポータブルタイプでも88鍵盤モデルがあって、費用を抑えたい方の選択肢も豊富です。
一方のカワイの電子ピアノもコスパに優れています。とくに高価格帯では木製鍵盤を採用した製品が多く、タッチ感が向上してより本格的な演奏体験を得られます。アコースティックピアノメーカーとしてのノウハウを活かして、演奏性にこだわった製品を比較的リーズナブルな価格で提供している印象です。ただし機能性という観点では、Bluetooth接続機能の充実度などでローランドが若干優位とされる場合もあります。
そもそも電子ピアノはアコースティックピアノと比べて初期費用を大幅に抑えられるうえ、調律不要で維持費は電気代のみ。音量調整・ヘッドホン使用・多様な音色・録音機能といった電子ピアノならではの利点を享受したい初心者や趣味で楽しむ方にとって、カワイ・ローランドどちらも申し分ない選択肢だと思いますよ。
実際に弾いて確かめる音色の好み
スペック表やカタログ情報だけでは判断しきれない重要な要素があります。それが鍵盤のタッチ感と「音色の好み」です。音楽は感覚的なものだから、音の感じ方や鍵盤の重さは人それぞれ違います。実際に自分で触れて、耳で聞いて、心に響く一台を選ぶことが、長く愛用するための最善の方法ですよ。
多くの楽器店では複数のメーカーやモデルの電子ピアノを試弾できる環境が整っています。島村楽器のような店舗ではピアノインストラクターが常駐していて、弾く人の視点から音色やタッチ感の違いを詳しく解説してもらえますよ。たとえばカワイのCN201は鍵盤にしっかりとした重さを感じてピアノに近い印象と評価されます。一方のローランドRP701やF701は、鍵盤に重さはあるものの戻りが早くて速い曲でも鍵盤が追従しやすいという特性があります。カシオのPX-2000GPは比較的軽めの印象です。こういった繊細な違いは、実際に自分で弾いてみないと体感できないんですよね。
音色も同様です。ヤマハは明るく明瞭な音色、カワイは落ち着きのある綺麗な音色、ローランドはすっきりと綺麗な音色と評されることが多いです。ただこれはあくまで一般的な傾向で、どの音が「良い」と感じるかは個人の感性によります。店内で様々な曲を弾いてみて「良い音だな」と感じる音色を選ぶことが、日々の練習モチベーション維持につながりますよ。
ヘッドホンを使った練習を想定しているなら、購入前にヘッドホンを装着して試弾し、その音質と響きも確認しておくことをおすすめします。ヘッドホン越しの臨場感やアンプ出力による音の表現幅は、実際に体験して初めてわかります。遠方で店舗に行けない場合は、電話相談やオンライン商品説明に対応している店舗もあるので活用してみてくださいね。
長く使うための耐久性評価
電子ピアノは精密な電子部品を多く使用しているため、一般的な平均寿命は10〜15年と言われています。ただし寿命は使用頻度・設置環境・日々の手入れによって大きく変わります。長く愛用したいなら、購入時から耐久性への配慮が必要ですよ。
高品質なメーカーの電子ピアノは耐久性に優れる傾向にあります。厳格な耐久試験をクリアした高品質な部材を使用しているためです。カワイの電子ピアノについて「壊れやすい」という噂が流れることがありますが、これは事実と異なります。実際には8年間使用しても一切不具合がなかったというユーザーの報告もあって、カワイの製品は非常に丈夫で質の高いものと評価されています。ローランドも耐久性が高い印象を持たれていて、長期間愛用されているケースが少なくないですよ。ローランドの一部の高級モデル(LXシリーズやGPシリーズ)ではメーカー保証期間が10年と延長されていて、製品品質への自信の表れと言えますね。
電子ピアノを長く使うための秘訣は、適切な環境整備とこまめなメンテナンスです。設置場所は湿気が多い場所や直射日光が当たる場所を避けて、風通しの良い場所を選びましょう。電子部品の錆びや本体の変色・劣化を防ぐためです。日々の丁寧な清掃とメンテナンスが最も重要で、鍵盤表面のホコリや汚れは柔らかい布で優しく拭き取って、シンナーやベンジンといった溶剤は使わないようにしてください。ホコリ除けカバーをかけるのも有効ですし、ピアノの上に物を置かないことも故障防止につながりますよ。
もし電子ピアノに異変を感じたら、無理に自分で修理しようとせず、早めにメーカーや購入した販売店に相談することが重要です。電子ピアノの内部構造は複雑で、素人判断での修理は症状の悪化や感電の危険を伴うため、絶対に行わないでください。古い機種は修理部品の入手が困難になることもあるので、不具合は早期に発見して対処するのが望ましいですよ。
購入前に考えるべき注意点
電子ピアノは一度購入すると、なかなか買い替えられるものじゃないですよね。だからこそ、後悔しない選択のために、事前にいくつかの注意点をしっかり考えておくことが大事です。安易な選び方は、演奏意欲の減退や上達の妨げになることもあります。
まず、鍵盤が軽すぎる電子ピアノには注意が必要です。キーボードのように鍵盤タッチが非常に軽いモデルも存在します。本格的にピアノを弾く予定がある場合、軽い鍵盤に慣れてしまうと、グランドピアノのような重い鍵盤を弾く際に違和感が生じたり、指や腕・体全体を使った正しい演奏法が身につかなかったりする可能性があります。とくに指の力を養う子どもが使う場合、鍵盤の重さの違いが原因でピアノを嫌いになってしまうケースすらあります。最低限、ピアノらしい重さや反発力のある鍵盤を選ぶようにしましょう。
次に、鍵盤数が少ないモデルにも注意が必要です。グランドピアノの標準は88鍵ですが、電子ピアノの中には61鍵や76鍵のコンパクトなモデルもあります。手軽に導入できる点は魅力ですが、クラシック音楽など特定の曲では鍵盤が足りなくて全ての音を再現できない問題が生じることも。将来的に様々な楽曲を演奏したいなら、88鍵盤のモデルを選ぶのが賢明ですよ。
購入後に悩みになりやすいのが「打鍵音の大きさ」です。ヘッドホンをつけていても鍵盤を叩く打鍵音は発生します。集合住宅に住んでいる場合、この打鍵音が近隣への騒音になる可能性もあるので、購入前に打鍵音の程度を確認するか、防音マットの併用を検討してみてください。
ヘッドホン端子の有無も確認すべきポイントです。ヘッドホン端子がない電子ピアノはすべての音がスピーカーから出力されるので、夜間など周囲を気にせず練習したいニーズに応えられません。
最後に、部屋のデザインとの調和も忘れずに。電子ピアノは部屋にかなりの存在感を持つので、雰囲気に合わないデザインや色合いを選ぶと居心地の悪さを感じ、演奏意欲の減退につながる可能性も。家具を選ぶような感覚で、自宅のインテリアにマッチするデザインやカラーを選ぶことが大切ですよ。
電子ピアノ:カワイとローランド、あなたに合うのはどっち
ここまでの比較を踏まえて、「結局どっちを選べばいいの?」という疑問に答えますね。両メーカーの特徴をまとめると、こんな感じになります。
- 生ピアノに近い鍵盤タッチを最優先したい
- アコースティックピアノの演奏経験がある
- 暖かみのある柔らかい音色(カワイトーン)が好き
- 白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤にこだわりたい
- シンプルで高級感のあるデザインが好み
- デジタル機能・Bluetoothアプリ連携を積極的に使いたい
- エントリーモデルでもなるべく高性能を求めたい
- 伸びやかですっきりした音色(スーパーナチュラル音源)が好き
- スタイリッシュなデザインで部屋のインテリアにこだわりたい
- タッチ感を細かく調整しながら使いたい
- ローランドは電子楽器専門メーカーとして電子ピアノの製造経験が豊富
- カワイはアコースティックピアノ製造の伝統を持ち、鍵盤技術に強みがある
- 総合的な性能と価格を考慮するとローランドが推奨されることが多い
- カワイの電子ピアノは鍵盤タッチ・打鍵感が生ピアノにより近いと評価されている
- ローランドの多くのモデルは10万円台からエスケープメント機能を搭載している
- カワイの一部機種では白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤を採用している
- ローランドは最大同時発音数が256以上または無制限のモデルが多い
- ローランドは低価格帯からBluetoothを備えてスマートデバイスとの連携が容易
- カワイの音色は深みのある低音とキラキラした高音が特徴
- ローランドの音源はスタインウェイやベーゼンドルファーなど世界的なグランドピアノを参考にしている
- カワイはグランドピアノと同じシーソー式の鍵盤構造を採用しているモデルがある
- ローランドはインテリアになじむスタイリッシュなデザインでデザイン賞の受賞歴も多数
- カワイは8年以上使用しても故障がほとんどないという高い耐久性の評価を受けている
- ローランドの鍵盤は樹脂と木材を組み合わせたハイブリッド構造でタッチ感の調整が100段階と細かく可能
- 電子ピアノを選ぶ際は実際に楽器店で試弾して、見た目・指の触り心地・鍵盤の重さを自分で確認することが重要
どちらのメーカーも非常に完成度の高い電子ピアノを作っていますよ。「迷ったらローランド」という声は確かに多いですが、生ピアノの感触を大事にしたい方にはカワイが刺さることも多いです。最終的には、ぜひ楽器店で実際に試弾して「自分が弾いていて気持ちいいか」を確かめてみてください。それが一番の判断基準になりますよ。
なお、ヤマハも含めて3社で比較したい方には ヤマハ・カワイ・ローランド3社比較 の記事が参考になります。また「カワイとヤマハ、どっちが自分に合うか」を深掘りしたい場合は、後悔しない電子ピアノ選び!カワイヤマハどっちが合う?もあわせてチェックしてみてください。
